手術室に入ると、皆さん忙しそうに動かれていました。

 

ゆったりとしたソファの様な手術台に座ります。

準備室で点滴をしていた所から、おそらく麻酔を入れたのだと思います。

「大丈夫ですよ、少し冷たいですよ。ゆっくり呼吸してくださいね」

優しい声掛けに安心します。(緊張はしていなかった私でも)

「はい」と言いながらニッコリ笑ったつもりでしたが、すぐに目の前が暗くなりました。zzzzzzzzz

 

激しい口の渇きで目が覚めました。

朝、水を一杯飲んだきりで、手術中はおそらく口を開けていたと考えられるので、口がカラカラでした。チーン

 

気持ちは至って冷静で「はい!目の手術が終わった。目の前が暗いのはガーゼ。ここは回復室。多分横に主人がいる。」と理解出来ました。

横にいるであろう主人に「水が欲しい!!」と訴えましたが、経験上、麻酔が醒めるまでは飲めないだろうなあ、と思っていました。

 

やはり、もう少し無理ということで、口の周りを濡らしてくださいました。

肝心の目はというと、全く痛みもなく、術後一番辛かったのは??と聞かれたら、「水が飲めなかったこと!」と答えると思います。

 

主人は、「回復室で待ってるのが一番長かった!」と言っていました。

手術中は持参したタブレットで映画を観ていたらしいのですが(呑気!)、回復室に呼ばれるとそれも出来ず、何かあってはいけないからと、目を離せなかったのがしんどかったようです。

 

しばらく休んで、ガーゼを外すと、目の前に水が流れているように、ゆらゆら揺れて見えました。

鹿嶋先生が「見えますか??」と覗き込んで来られた姿もゆらゆらしていましたが、「ぼやけてますけど見えている気がします」と答えました。それでも先生はニコニコしておられて、「大丈夫ですよ、帰ってもらっていいですよ」となりました。

 

会計をしてもらい、薬局で薬を受け取り、帰りは薬局の方にタクシーを呼んでもらいホテルまで帰りました。

結局、ホテルの部屋に着いたのは14時くらいでした。

 

*手術着に着替えるのは上半身と聞いていたので、上下別れた洋服にしていましたが、手術後、目の所に洋服が当たらないような物にしておけばよかった・・・読みが甘くて、着る時に苦労しました。あせる