全国で講演会や研修会に招いていただくときのテーマは「人生100年時代の教育」「子どもに育むべき力とは」など、情報化社会、少子高齢化社会などの環境変化に適応する教育や人材育成のあり方だ。

 

10年先にはAIによる人工知能が今ある仕事の4割ほどを代わって担ってくれるらしい。

「事務職」という仕事のほとんどは人間がしなくてもより正確により迅速に済ませてくれるかもしれない。

危険や重労働を伴う仕事も代わってくれるだろうし人手不足の解消にもなろう。

しかし、そんな内容を説く私はガソリンスタンドでセルフの給油ができない。

だから給油メーターが半分くらいになると慌てて最寄りのいつものGSに飛び込む。

今どき…と教え子たちが何度もセルフ給油に付き合ってくけて「怖くないよ」と教えてくれるが未だに利用したことがない。できない…というよりする気にならない。

年の暮れ。いつものGSに車を滑らせる。

「さとうさん、今年もお世話になりました」

「あれからタイヤの空気はどうですか?」

「寒いので気をつけて行ってくださいね。」

とくに親しい店員さんでもないが誰もが同じ笑顔と同じ心遣いで迎えてくれる。

GR、良く走るでしょ!かっこいいです!」アルバイトの高校生か…

小さなテッシュの箱をいただいたが大きな温かさで一杯になる。

「創造力」「決断力」「心遣い」…AIちゃんにはまだまだ代われない。

だとすれば、一番磨きたい力は、「答えが一つではない問いに向き合う」ためのこれらの力だ。

ジョンちゃん、2020年も一緒に走ろうね。