財務省・文科省・国会・予算委員会…今やマスコミが批判する「官僚」ということば。

いろいろあろうが、やはり、官僚(公務員)はすごいのだ。

(決して、諸々の問題を正当化するつもりはない。悪いことは悪い。)

大分に来て、初めて番組の制作をしたのは県庁マンの時。

文部科学省の予算(国庫)と県予算で教育番組をはじめ多くの事業を構築していた。

お金と法律と機械と数字にめっぽう弱い私が何千万もの予算を積み上げ、財政課と折衝をしていたのだ。私は音楽の先生だ。正直、泣きそう…いや、毎日泣いていた。

県庁がまだ不夜城であったとき。予算折衝の時期など、その日のうちに帰宅できるなどめったになかったし、議会前は徹夜もした。何度も何度も資料を作り直し、視聴率を今晩中に提出せよ、と財政課で言われたときは、夜中にテレビ局の地下倉庫で制作部長と資料を探しまくった。(そんな苦労をともにしたので後にテレビ局はいつも私の見方だ!)

県議会のレベルでこんなに大変なんだから。

今、国会の集中審議でいろいろと言われているが、国のレベルであれば、官僚たちの仕事はそれはそれは大変なはずだ。

国の中枢で働く官僚はもともと、努力して勉強して、高い学歴というベースをきちんと作ったからこそ、組織の中でロジカルな仕事ができるのだ。

自頭が良いということは教養のある生き方ができる。

そこからいかに「よく生きる」かは、人間力の問題だ。

いろいろ言うなら勉強しろっ、と私は言いたい。

 

働き方改革が叫ばれている。

フリーターとか、働き方を選ぶ…とか、自由が良いようにも言われるが、あの地獄のような日々を思い出すと、なぜか少し懐かしい。

 

さて、そんな子育て番組でご一緒していた若くてかわいい女性アナウンサー。

もちろん、正社員。きっと苦労したと思う。

だから、今では敏腕の大分放送の女性幹部となっている。

彼女が作った番組が「自分力アップのためのきらめき講座」。

この命名も彼女がしてくれた。

それから12年、とにかく、毎回無遅刻無欠席でスタジオに通った。

そして、本日、最後の放送を終えた。

一つの番組を続けるということは本当に力のいることだと思う。

続けるということは、精査しバージョンアップし、生まれ変わりつつ本体を維持するということだ。ほんとうは変わっていないわけではなく進化しているのだ。

やはり、プロは違う。これが企業の組織という力だ。

そんなに甘いものではない。

趣味で続けることもできない。

優秀な人材を採用するということは、結果、組織を育てるということだ。

あの時の若く美しい“女子アナ”は今や制作・記者を経験しステキな女性として本当の「働く女性」の代表となっている。

さて、長年続けた中で本も出版することができて、私はまあ、まあ、幸せだ。