引退
本馬は8月10日の札幌競馬・大雪ハンデキャップ（ダ1700m）に出走して13着での入線。これまでの競走成績や近走のレース内容などを踏まえ、本馬の今後について関係者の間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。なお、本馬は乗用馬に転向する予定です。長い間、レッドエランドール号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。
田中克典調教師「今日（水）北海道から戻ってきました。特にダメージもなさそうで、馬体や脚元には問題ありませんね。ここ最近の結果を受けてクラブと協議いたしましたが、追い切りを見ても肉体の衰えは見られない反面、気持ちの面で踏ん張れなくなっており、特に前走であれだけ早めに止めてしまったところを見ると厳しいであろうということで、ここで引退とさせていただきます。ウチの厩舎にきた当初から非常に見栄えのするいい馬で、何とか結果を出さないといけないと思ってここまでやってきましたが、能力を完全に引き出してあげることができなかったのは申し訳なく思っています。冬場が全くダメで毎年ぬいぐるみのような見た目になっていたものの、暖かくなるにつれて同じ馬かと思うほど良化していくのは印象深かったですし、自分が開業して右も左もわからない時期から厩舎の支えとして頑張ってくれて感謝しかありません。この後は乗馬になるということで、第二の馬生で幸せに過ごせることを祈っております。今まで温かいご声援をいただき、ありがとうございました」
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エランドール君は予想通り引退になりました。
Golden Horn産駒という事で、マツクニさんの所からデビューして、なるべく早めに勝ち上がってくれて、どういう使い方をして行っていただけるのかというのが本当に楽しみだったのですが…。
随分と当初の予想からは違った現役生活になりましたね。
未勝利戦を勝ち上がれずに地方に行く事になりましたが、サッと勝ち上がってくれて、JRAに再転入した後も2勝を挙げて、通算4勝は本当に頑張ってくれたと思います。
一番良い距離が1700mと、なんとも悩ましい距離だったという事と、寒さに極端に弱くて夏場しかまともに使えなかったという二重苦を考えると、良くJRAでふたつ勝てたよね…と思います。
正直今年の春先からの使い方を考えると、今年ははじめから厩舎の構想外で、8月の北海道で確実に引退させるために、動けない寒いうちから慣れないジョッキーで使って行って、入念にエランドール君の心を折って行った気がしてなりませんが。
夏場しか走れないとはいえ、厩舎の黎明期からコンスタントに走ってくれた馬に最後にどういう仕打ちをしてくれるんだよと思いましたよ。
自分が扱えないからと4歳のいい時に突然去勢して、長く頑張って貰おうとか言っていたのに結局これかよと。
今年も5月位から浜中Jや酒井Jに騎乗していただいて、1700mに絞って使っていたらOPまで行けたのではないかと思いますが、それでは都合が悪かったのでしょう。
『自分が開業して右も左もわからない時期から厩舎の支えとして頑張ってくれて感謝しかありません』とかどの口が言うかと流石に思いましたね。
呪詛を吐いても仕方ないのは分かっていますが、本っ当にエランドール君に関しては言いたいことが多過ぎて…。
転厩先が違う厩舎だったらと何度思った事か……。
今後は乗馬になるとの事なので、良い環境で長く元気に過ごして欲しいと思います。
エランドール君、本当にお疲れさまでした。
今年に入ってからは苦しい事ばかりだったと思いますが、どうか次の馬生は良いものであることを祈っています。
2023.06.24 竜飛崎特別(2勝C)勝利時
最終成績：31戦4勝（4-7-5-0-1-14）※うち地方3戦2勝