札幌でも暑い日が続いています。北大構内にある大野池では、スイレンの花が一面に咲いています。


 モネのスイレンの絵を想わせる景観です。

 

【大野池のスイレン】

 

 池の中でエサを食べていたオシドリの親子が、池の畔に上がって羽を休めています。

 

【池の畔で休むオシドリの親子】

 

「絶句」 杜甫
遅日江山麗   遅日(ちじつ) 江山(こうざん)麗し
春風花草香   春風 花草(かそう)香(かん)ばし
泥融飛燕子   泥融けて燕子飛び
沙暖睡鴛鴦   沙(すな)暖かにして鴛鴦(えんおう)睡(ねむ)る

(現代語訳)
 春の日は長く山河がいつまでも美しく見え、春風が吹けば草花の芳しい香りが漂ってくる。

 泥が解ける頃には燕が飛び始め、砂も暖かくなるとその上で鴛鴦(おしどり)も眠るようになる。