「朝の気配」観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「朝の気配」観てきました。

 ああ、若いなぁ~、と言うのが第一印象でした。出演している役者も、観に来ている観客の層も若かった。以前に公演している再演だけど、今って、今の若者たちって、こんな感じなんだぁ、と思いました。途中、セリフで、「夢を持ちなよ、夢を持ては元気が出るから」みたいな台詞がありましたが、今の若者には、夢さえもなくなっているのか、と思ったら、悲しくなりましたね。これからの日本はどうなっていくのだろうと。どんな状態、この芝居だとお父さんの会社が倒産して学校に行けなかったりだけど、そんな状態でも、いつかこうなりたい、こうしたい、と言う気持ちが無ければ、やっぱりそこからは変わらないと思うし、そういう気持ちを持つことが人として大事な事なんだと思うけど、今の時代ってこうなんだと思うと、自分が時代とずれているというか、良いとか、悪いとかではなく、この先の日本とか世界とかを考えてしまいました。もしかしたら出生率の低下もそう言うところからの自然な形なのかもしれないとさえ感じました。
 貧しさは、お金の貧しさ、物質の貧しさもあれば、心の貧しさ、想像力の貧しさ、色々とあると思いますが、やはり人間にとっては、負であり、良い事では無いと思います。
 《概要・ストーリー》
 劇中では、東京の片隅に暮らす若者の貧困や格差、偏見、そしてつながりが、16人の男女の人間ドラマとして描かれる。主人公は、会社が倒産したため、日雇い労働で生計を立てていた。大学受験を控える妹のために一生懸命働くが……。