源氏鶏太のガールズ小説の映画化「ひまわり娘」 | 市川名画座 娯楽的映画生活

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源氏鶏太の原作はサラリーマン小説だけでなく女性を主人公にした作品も数多くあります。

代表的な作品が若尾文子主演でココ数年再評価が高い「青空娘」ですが、今回ご紹介する「ひまわり娘」はそれより4年古い1953年の東宝作品です。

有馬稲子の東宝第一回主演作品で三船敏郎が共演しています。

有馬稲子は新入社員のビジネスガールを演じています。

源氏鶏太が描く女性主人公は美人で明朗活発、周りに気遣いができる理想的な女性です。

三船敏郎は正義感が強い不器用ながらも人柄の良いサラリーマン役です。

三船敏郎、石原裕次郎、高倉健というビッグスター達が時代は違いますが源氏鶏太の似たようなキャラクターを演じていた事に奇妙な因縁を感じます。

三船敏郎の軽妙な演技にも注目です。

前回紹介したの「ホープさん」「ラッキーさん」と共に改めて鑑賞したい作品です。