抽象的から具体的へとつなげる | 闘魂日記<by 伴走社>

闘魂日記<by 伴走社>

研修の取組みを通じて、人が育つ職場とはどうあるべきかを考えます。そして、研修成果、自己革新の行動が継続し、成果に繋げる取組みを追求していきます。


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よく研修のスタート時に、社長や経営幹部の方に激励の挨拶をしていただきます。

受講者全員に想いを伝えようと様々な言葉を使ってお話いただきます。

 

先日も、ある中堅社員の研修で社長から

 

「皆さんが現場で主体的になって若手を引っ張っていけるようになって欲しい。だから、今回の研修でも主体的に取組んで自分を成長させていってください」

 

といった想いを語っていただきました。

 

皆さん、なるほどとばかりにうなづいています。

 

社長からバトンタッチして私から皆さんに質問しました。

 

「私にとっての、『現場で主体的になる』って、具体的に何をすること、ですか?」

 

苦笑いしながら、だんだん難しい表情になっていきます。

 

「今、社長の話を聴いてて、そうだそうだと思ったでしょ?」「はい」

「だから、うなづいていたでしょ」「はい」

「だったら、すぐに答えられるでしょ?」「いや~それはちょっと・・・」

 

抽象的な言葉のイメージでは理解出来ているのですが、これを具体的な行動イメージに落とし込めていない。

これでは、「現場で主体的な言動」が見られないのも当然です。

 

上司の皆さん、方針を話したり、指示を出すとき、抽象的な言葉で終わっていませんか?

複数の人に伝えようとすると、どうしても抽象的な表現になりがちです。

しかも、抽象的な表現って、「なんとなく」はわかっちゃうんです。

だから、うなづいて聞いてくれるし、質問も出てこなかったりするんです。

すると、「理解してくれた」と勘違いしてしまいます。

 

だから、「○○さんの場合は、具体的にどんなことをやることかな?」といったように、具体的に落とし込んでいく問いかけをしていくことを忘れないでください。

 

メンバーの皆さん、方針を聞いたり、指示を受けたりするとき、抽象的な言葉を聞いて「わかったつもり」になっていませんか?

あるいは、「多分、こういうことだろう」と思い込んで、確認することを忘れていませんか?

すると、後になって「言われたことをやっていない」「頼んだことと違う」ということになってしまうんです。

 

だから、「わかったつもり」にならず、「具体的に私は何をすることか」を考えてください。

その上で、確認質問をしてイメージをすり合わせてください。

 

企業の成果を上げ続けようとすると、ますます組織の結束力が求められてきます。

その為には、組織の向かう方向を1人1人が理解して、自分は何をするかを考えることが不可欠になります。

このことこそ、今いろんな会社で言われている、「自分で考えて、行動する」ことなんです。

 

さて、先ほどの受講生の皆さんに質問しました。

 

「じゃぁ、研修でも主体的に取組むとは、私にとってどんな行動を取ることですか?」

 

「積極的に発言することです」

 

出ました。抽象語!(積極的)

 

「○○さんにとっての積極的って、どのレベル?」

 

「う~ん…3回…ぐらいかな」

 

「△△さんは?」「私は10回ぐらいですね」

 

具体的に回数までイメージできると、行動もしやすくなります。

おかげで、発言の多い研修になりました。

 

抽象語を使ったら、即座に具体的にしていくこと、忘れないでください!

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