闘魂日記<by 伴走社>

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研修の取組みを通じて、人が育つ職場とはどうあるべきかを考えます。そして、研修成果、自己革新の行動が継続し、成果に繋げる取組みを追求していきます。

最近は、営業現場だけでなく上下のコミュニケーションにおいても、「相手に共感しましょう」ということが言われています

 

この「共感」。難しいですね。

 

そもそも、人は基本的には自己中心的な生き物ですから、相手が感じていることを受け取るなんて、意識しないと出来るもんではないんです

逆に、意識すれば共感力は発揮できるものでもあります

 

ただ、共感を誤解している方もいらっしゃいます

 

①共感=その気持ちわかります!

 

これは、厳密には共感しているのではなく、同調しているだけです

 

②共感=あいづちとかうなづいたりするやつですよね。やってます!

 

これはただのテクニックです。

テクニックは大事ですが、テクニックだけでは、本当に共感しているとは言えません

 

③共感=とにかく話を聞くこと!

 

これは、聞き上手かもしれませんが、ただ聞いてるだけで「共感」は出来ていないです

 

④共感=自分もこうされたら嫌だから、相手にするのはやめておこう

 

これは、自分と相手は同じだから、と思っているだけで、共感しているわけではないです

むしろ、自分と相手は違うんだと考えないとダメですね

 

といったように、共感と言っても、意外に誤解して出来てる出来てないと思ってしまう部分があります

 

そもそも、共感とは何か?

 

『相手の見方・視線・目線で世界を眺めて、感じることによって相手を理解すること』

 

です。

 

一言で言うと、

 

『相手が感じたことを理解すること』

 

です

 

例えば、

 

「娘が思春期で、全然話してくれないんですよ…」

 

と言われたとき、相手がどう感じているか考えるとどうですか?

 

「それは寂しいですよねぇ」

 

と言ってあげたくなりませんか?

 

寂しいとは言ってないんですが、明らかに話の中で寂しいと感じているなと分かりますよね

 

つまり、共感とは

 

『相手の立場で感じる、推測する、察する』

 

ということなんです

 

ポイントは、

 

『相手の話から感情を受け取って、相手の感情を言葉にして伝え返す』

 

ことです

 

そのことで、相手は

 

「(私の気持ちを)わかってくれてるなぁ」と感じて、もっと話してくれたり、こちらの話に耳を傾けようとしてくれるんです

 

人は、自分の事(気持ち)を理解してくれる人には色々と話をしようと思いますよね

 

共感とは、

 

「その気持ちわかるわぁ~」

 

ではなく

 

「〇〇って感じてたんやね」

 

と受け取った相手の感情を言葉にして伝えることです

 

身近な人との会話でやってみてください