アメリカでは、日本であった「飲酒運転撲滅運動」的なものは全く見かけません。
なぜでしょう?
多分、飲酒運転が当たり前すぎて、呼びかけても無駄だからなんだと思います。
車社会アメリカ。
電車も全くないような地域が方々にあり(この辺もそうですが)、ちょっと、一杯ひっかけて、じゃぁその後どうするの?と言った場合、大抵、当たり前のようにみんな車に乗り込んで、ぶーっ!って去っていきます。
まぁ、強いて言えば、日本人とアメリカ人は酒の飲み方が違うので、都会の事情は知りませんが、ここ、田舎では、観察している限り、アメリカ人は「さっと飲んでさっと帰る」人が殆どです。(=「準・正気」くらいの状態ですかね。泥酔者は見かけません。)
なので、おまわりさんによる、飲酒運転の取り締まりも、よっぽど「危険」な車に限定されるみたいです。
そもそも、おまわりさんは、飲酒運転よりも、麻薬だの銃撃だの強盗だの・・・そっちに忙しいようにも見えますし・・・。
それじゃぁ、飲酒運転の事故はないかというと、そんなことはなく・・・。
ただでさえ、車の事故は悲惨ですが、酒を飲んでると、更に悲惨です。
そんな中、悲しい新聞記事を発見しました。
去年の3月、エンジェルスの新人ピッチャーが、友達3人を乗せて、夜、運転していたところに、酔っ払い運転の車が突っ込み、ピッチャーを含む3人が死亡、一人が重体という悲惨な事故がありました。
先日、その裁判が行われ、被告には51年間の刑務所行きが宣告されました。
この事故の悲しいところは、死亡者3名がいずれも22歳、20歳、25歳、重体の人が24歳。
そして、被告は23歳なんです。おそらくお酒の正しい飲み方もまだ身につけてなかったと思われます。
裁判長は被告に言ったそうです。
「君は4つの家族の生活を台無しにした。いや。君自身の家族も含めて5つだよ。」
被告は号泣。(読んでいた私ももらい泣きしちゃいました。)
つくづく考えちゃいました。
飲酒運転は駄目っていうのは、もちろんのことですが、それ以前に、やっぱり、車は一瞬の油断が大惨事につながる、怖い乗り物です。
今年も気をつけて運転しましょう。
ぶつけていいのは、駐車場の柱や壁のみ!!!を、スローガンに!!