函館2歳ステークスGIII 🏇💨


土曜日(7月13日)
函館競馬場
☆芝1200m
2歳オープン
国際
馬齢

今週末の函館開催はそのラストウィークで、土日共にメイン競走が重賞競走である。
日曜日は函館記念GIII で、土曜日は2025年クラシック世代である今年の2歳世代に対する初めて行われる重賞競走である、函館2歳ステークスGIIIだ。

函館2歳ステークスが創設されたのは1969年。当時は馬齢換算が異なり、2歳は3歳に換算されていたので競走名も 函館3歳ステークス だった。施行時期も八月或いは九月に行われていた。1997年より施行時期は七月〜八月に、競走名は2001年より現称に。

☆ 函館2歳ステークス 主な歴代優勝馬 ☆

・ バンプトンコート ・ シャダイソフィア(桜花賞) ・ エルプス(桜花賞GI 他) ・ ダイナアクトレス ・ ホクトヘリオス ・ マイネルマックス(朝日杯3歳ステークスGI ) ・ アグネスワールド(アベイ・ド・ロンシャン賞GI 他) ・ アンブロワーズ ・ フィフスペトル ・ アクティブミノル ・ ブランボヌール ・ カシアス ・ アスターペガサス ・ ビアンフェ ・ ブトンドール  etc……

☆ 3歳砂の王座、古馬時代には……

アグネスワールドは1997年の函館3歳ステークスGIII 優勝馬。同年の朝日杯3歳ステークスGI は④着だったが全日本3歳優駿G1 を制して世代砂の頂点に就いた。その後一頓挫あって早熟な外国産馬の疑いが持たれそうだったが復帰するとスプリント戦線で活躍。1999年の北九州短距離ステークス(オープン・小倉芝1200m)では 1:06.5 という当時では破格のタイムを叩きだし、同年のアベイ・ド・ロンシャン賞GI、翌2000年にはジュライカップGI と欧州でGI を2勝した。

☆ 波乱の決着の主役は……

昨年の 函館2歳ステークスGIII は重馬場で行われ、波乱の決着に。優勝したのは伏兵のゼルトザーム。同馬はヘニーヒューズ産駒で前走はダート1000mの新馬戦①着。本競走優勝の後は芝・ダートの二刀流の道を歩んでいるが、勝ち鞍を得るに至っていない。


☆ 函館2歳ステークスGIII ℳ𝑦.注目馬 🏇💨

・ ヤンキーバローズ(牡2)  デビュー戦勝ちは決して良い走り、特に発馬は今ひとつだったが、ゴール前逃げ馬を捩じ伏せる格好で快勝した。近親に2011年の優勝馬ファインチョイスが居る、早期熟成タイプ故に可能性が高そうな存在に映る。