中山競馬場での代替開催だった'02

波乱の決着だった。

 

同年辺りから、ダート界のタレント達も

顔振れが変わりつつあった。

ウイングアロー号らに代わるタレント達の出現への

期待感が高まり、取り分け当時3歳だった

2頭に人気が集まり、その期待感の大きさの

表れとも言えた。

 

ゴールドアリュール号

3歳ダート王として

高らかに世代交代をアピールすべき存在。

中間楽させた訳ではなかったが

17㌔の馬体重増が気掛かりだった。

 

http://db.netkeiba.com/horse/1999106689/

 

アドマイヤドン号

此方はJBCクラシック優勝からの臨戦。

現在では層の厚い古馬戦線故にまず

有り得ないローテーションだろう。

 

http://db.netkeiba.com/horse/1999107052/

 

3歳ダート王と3歳ながら既にGIで古馬を下したホープ。

2頭共に日本ダービーにも出走して

其々5、6着というのも、隔世の感が。

あの当時はアグネスデジタル号やクロフネ号などが

芝とダート両方のG1優勝を遂げたなどはそう

珍しくもなかった。最近では芝からダート、

或いはその逆という転向組が稀に出たりするが、

両方で甲乙つけ難い活躍に実績というのはなかなか無い。

 

何れにしても、直近の実績から今後ダート界を牽引すべき

ニュースター候補に注がれた注目の中、

制したのは直線内を突いたイーグルカフェ号だった。

 

http://db.netkeiba.com/race/200206040711/

 

イーグルカフェ号

 

http://db.netkeiba.com/horse/1997110118/

 

当時5歳だった外国産馬は

あの時点での主な勝ち鞍は NHKマイルカップGI 

しかし同馬もダートでの実績として'01 武蔵野ステークスGIII 2着が。

鞍上は主戦だった田中勝春ではなく

デットーリだった。

アドマイヤドン号は終い良く伸びたが3着まで。

2着には大外を思いっきり良く追い込んで来た

リージェントブラフ号だった。

ゴールドアリュール号は5着まで。

 

昨年までで唯一無二の関東馬のワンツー。

アグネスデジタル号、クロフネ号に次ぐ

芝とダートでのGI制覇…

中山競馬場での代替開催…

波乱の決着。

'02のジャパンカップダートGI だった。

 

🏇💨