今年の札幌記念はGI級の実力馬が顔をそろえたが、残念なのは１２頭立だということ。このくらいの頭数だと、大きな波乱は考えづらい。本命は◎プログノーシスである。理由はいろいろある。まず能力だが、前走のQE２世Cでは世界の強豪相手に僅差の②着に善戦。あのとき敗れたロマンチックウォリアーが安田記念を圧勝したことで、プログノーシスの能力が改めて証明されたと言えるだろう。次に距離だが、今回の芝２０００ｍは金鯱賞、札幌記念勝ちを含め、通算｛５・２・１・２｝を誇る得意の距離。昨年の天皇賞秋では、あのイクイノックスの③着した実績があり、今年の金鯱賞ではGI馬ドゥレッツァを一蹴した実績もある。最後にコース適性だが、札幌競馬場は決して小回りコースではないが、直線に比べてコーナー部分が大きいため、コーナリング性能の有無が好走・凡走を左右する傾向が強い。去年の札幌記念を見る限り、プログノーシスは３～４角で機動力が使えるし、かなりの札幌巧者であるとみていいだろう。これだけ買いの材料が揃えば、プログノーシスに逆らうのは無理筋というもの。確かにケイコは去年に比べても軽いし、大外枠は痛いが、それでも勝ってきたのがプログノーシスと言う馬だ。大外に関して言えば、前述のとおり、この馬は札幌の３～４角で機動力が使える馬なので、マクリが効きやすい札幌なら、大外枠を克服できると思う。近年の札幌記念ではソダシやジャックドールが連覇に失敗しているが、プログノーシスの能力とコース適性は前記２頭をはるかに上回っており、心配無用。◎プログノーシスで男なら勝負だ！
相手本線は８歳でも〇ボッケリーニが面白い。GIでは通用しない善戦マンだが、G３～G２なら話は別。今回は待望の内枠を引けたのも大きい。イン差しができる馬なので、今の内伸び馬場を味方につければ大駆けも・・・。３番手は札幌巧者▲ジオグリフだ。時計のかかる洋芝の芝２０００ｍなら、復活する可能性はある。以下は押さえの評価になるが、△シャフリヤール、△ノースブリッジ、△チャックネイトまで。
（結果）
◎プログノーシス
〇ボッケリーニ
▲ジオグリフ （②着 ３人気）
△シャフリヤール
△ノースブリッジ （①着 ５人気）
△チャックネイト
