倭は 国のまほろば
やまとは くにのまほろば
たたなづく 青垣
たたなづく あおがき
山隠れる 倭しうるはし
やまごもれる やまとしうるはし
古事記 倭健命
訳
やまとは、母なる国。 私の生まれた国。
幾重にも折り重なる 青々とした垣をなす山々。
そこに囲まれたやまと。 なんと美しいことか。
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ヤマトタケルノミコトが、死の直前に自分の生まれ故郷である大倭(奈良県)を
偲んで作った句です。
「やまとしうるはし」
昔の人が、"日本は美しい" と いくつも 率直に 詩に、絵に、書に刻んできたように、
今もこれからも、 変わらぬ 美しい日本であってほしいと思います。
それを、これからの世代へと、絶えず受け継いで行かなければと思います。
3.11 今日の日に寄せて。
小野﨑啓太