折しも其処に
列車がやって来た❣️
甲高い警笛を響かせて
トンネルの中に消えていく。
鉄ちゃんならでも嬉しくなる光景だ。
此処で列車を見たのは初めて。
それだけでもご機嫌なけいあゆである。
大満足で其処を発つ頃
駐車場を待つバスやクルマの列は長々と伸びて
おそらくは1時間待ち?という状態に。
人気の観光地は早朝訪ねるのがいい
旅の達人、ブロ友のwakhoさんの言葉通りだ。
次なる目的地は地獄。
クルマは宮城から秋田へ。
"鬼首"はオニコウベと読む。
みちのくの山々は
今秋色に染まっている。
この道の奥に地獄がある。
この地獄は現世利益ももたらすらしく、
東北電力の地熱発電所では
クリーンエネルギーも生み出されている。
強い硫黄臭がして地獄が見えてきた。
秋田県湯沢市川原毛地獄である。
かつて地獄の亡者さながら
その地獄を1時間ほど彷徨って
友人も私も軽い頭痛に見舞われたことがある。
此処は鳴子峡とは違って
ひと気も少ないから
地獄のどこかで倒れていても
しばらくはそのまま時が過ぎていくかもしれない。
強く冷たい風が吹いて
仮装している場合ではなくなった。
手も冷たく鼻も赤くなる冷たさ、
カシミアシルクのストール一枚に助けられる。
当初予定にはなかったが
温かいものを食べようと友人と語らって
秋田名物の稲庭うどんを食べに行く。
途中通り抜けたどろ湯温泉。
ブロ友メイさんのお好きそうな硫黄泉の温泉だ。
山道を下りて稲刈りも済んだ里の道を辿り
湯沢市稲庭地区へと差し掛かる。
30分ほどで
佐藤養助本店に到着。
みんなが食べているざるうどんも気になるし
温かいかけうどんも食べたい…
そんな欲張りのために用意されたセットは
まずざるうどんと天ぷら。
それから温かいかけうどん。