多角形ツール

基本ツールパレットにあるツールを使います。

(パレットの表示は画面上部のウィンドウから→パレット→任意のパレットチェックを入れるで)

 

いろいろなツールがありますが、まずは多角形ツールから始めます。

こんなアイコンです。ここをクリックします。

頂点を一つずつクリックしていきます。

最終的に始点に戻るか、ダブルクリックすると線が閉じて多角形になります。

水平または垂直な直線を引くときは、特に長く引く時は、Shiftキーを押しながらひくと、

0°、30°、45°、60°、90°の任意の角度で直線が引けます。

 

スナップ

 

このツールでトレースを始めるわけですが、トレースをする上で、元絵にカーソルがスナップすると作業がやりやすくなります。

そんな時はスナップパレットを使います。(パレットの表示方法は同じです。)

 

ざっとタイトルをつけるとこんな感じです。

 

 

ツールをダブルクリックするとスマートカーソル設定が開いてスナップに関する細かい設定ができるものもあります。(スマートカーソル設定は、画面上部のツールから→スマートカーソル設定でも開くことができます。)

 

今回は上段の左から2番目。図形にスナップを選択します。

下のレイヤの図形にスナップさせて、トレースしていくからです。

 

作業を始める前にビューメニュー他のレイヤをの設定が表示+スナップになっていることを確認しておいてください。

これで、他のレイヤの図形にスナップできるようになりました。

 

 

描き始める

 

描きやすいように描く場所を拡大表示します。

ピンチイン(トラックパッドで二本指を開く感じ拡大)か、マウスのホイールで拡大。

または拡大ツールを使います。拡大ツール基本パレットにあります。

このツールで任意の場所を選択します。

カールが虫メガネにプラスマークになり、矩形の範囲に選択できます。

今回は下手の大臣から始めてみることにします。

 

説明用にわかりやすく赤線で囲んでみた部分を選択しました。

矩形のラインが写っています。

最初のクリックで矩形の一つの角が決まります。

次のクリックで対角の角をクリックすると範囲が選択されて自動的に拡大されます。

 

ちなみにやり直す時は画面上部の編集メニューやり直しショートカットは⌘Z(Macの場合)

また、拡大の反対↔︎縮小Optionキーを押しながらこの拡大ツールを使います。虫メガネの中がプラスからマイナスに変わっていると思います。

 

拡大したら再び多角形ツールを選択して任意の角から図形をなぞっていきます。

カーソルを角に近づけるとヒントとなるスマートポイントが表示されると思います。

(スマートポイントが現れない場合はツールから→スマートカーソル設定

そのヒントにしたがってクリックしていきます。

ドラッグする必要はありません。次の点をクリックすると自動的に直線で点を結んでいきます。

 

 

開始点から全ての頂点を順にクリックしていき、開始点まで戻ると

図形が閉じて多角形になります。

 

この多角形が選択された状態で図形全体を見るをクリックします。

図形全体を見るは作業スペースの上部にあります。

選択した図形の全体が表示されました。

(この番号は私が説明用に書き込みました。)

私の場合、12回目のクリックで①に戻っています。

①と②のところ近いですが拡大すると短い縦のラインが入っています。

 

これで多角形が一つ描けたわけです。

 

後はこの要領で壁や柱をトレースしていけばいいわけですが、

とりあえず、できあがった図形を見てみましょう。

図形は細い黒線で描かれていて、内側は白く塗りつぶされています。

 

この図形を選択したまま

属性パレットを見てみます。

(パレットはウィンドウメニューから)

 

上のバケツの絵の右のカラーを押すと

プルダウンメニューが現れます。

ここは面の色、塗り潰しの設定です。

 

 

今はカラーが選択されています。

カラーは単色の塗り潰しです。

なしを選択すると塗り潰しなしになります。

 

すぐ下の白い四角をクリックすると

カラー選択ダイアログが現れます。

 

 

上のメニューでカラーが選択されているときに

このカラー選択でカラーを選択するとその色で塗りつぶしが実行されます。

 

塗りつぶしなしだとこのように中が透明になります。

 

 

塗りつぶしグレーにするとこうなります。

 

 

同様にバケツより少し下のペンのマーク

この右のカラーは線の設定

その下の黒い四角は線の色です。

 

この二つで枠線と中の塗りつぶしを設定できます。

 

ちなみにその下の100%/100%はこの図形の不透明度です。

その下のドロップシャドウは図形に影をつけます。

その下の線は線の太さです。

印刷してみるとわかりますが、0.05は細すぎて印刷では消えてしまう場合もあります。

 

 

不透明度を50%にすると下の図形が透けて見えます。

 

 

実際は大臣柱の中に別の枠があります。

SP(スピーカー)のスペースでしょうか?

この空間は図面を描く上で必要なければ無視して塗りつぶしたままでもいいと思います。

好みで中の内枠を下図のように描いて塗り分けるのもいいと思います。

 

この要領で駆体を全てトレースしてください。

色、不透明度もお好みで構いませんが、私は黒だと重すぎるのでグレーにすることが多いです。

線は黒にしています。不透明度も私は躯体は100%にして不透明にしておきます。

 

それではトレースしてみてください。この方法では個別にカラーの設定が選べますので、下図に合わせてグレー塗りや白塗りも選べます。

壁と大臣、柱だけ描きました。

外側の輪郭だけでなく中の空洞?の部分も描いています。

下書きのレイヤを消します。

画面上部のビューメニューから他のレイヤを非表示にします。

 

次回は他の箇所を描きこんでいきます。

これは描き始めてからだいたい15~20分。慣れるとそんなもんです。