霊が憑く。

 

悪霊。

 

(オオコワコワ)

 

これ…

別に今に始まったことではないですよね

むしろ、祈祷をする原住民、日本史では貴族の加持祈祷など、今より昔のほうが身近だったかもしれません…

 

いや!

 

文明社会なんて言っちゃってるけど、このような「わからない」ものを臭いものかの如く蓋をして排除している現代社会のほうが、この「霊」ってものにビンカンなんじゃない?

 

 

だって、心霊写真の番組、相変わらず視聴率とってそうじゃないですか?
なんで写真なんて機械に霊を持ち込むんだ?

ジャパニーズホラー、大活躍じゃないですか?

なんでテレビなんて機械から霊が出ちゃうんだ?


実は、見たいんじゃない?霊ってもの……

 

 

(やばい、震えてきた)

(でも逃げられない。書かなきゃ)

 

 

 

 

 

さて、「霊」が実際に「出てしまう」

という前回の玄侑和尚のお話の続きです。

 

 

 

 

「拝み屋」というお仕事をされている方々がおります。

彼らはしばしば、玄侑和尚のところへ、「成仏していない霊が憑いています。この霊の供養してください」、と最後の仕事をお願いするそうです。

 

 

「拝み屋さんは除霊もするんじゃないのかしら……」

 

と思ってしまった自分。

同じように、和尚も一度、その話をしに行ったそうです。

「診断(見立て)も施術(除霊)も両方やってくれないか?」と。

 

 

そうしたら、

「私たちは、受信(見立て)はできるが、発信(供養)はできない。だから和尚様お願いします」との返事が。

 

「そうか、そりゃもっともだ」、と非難しに行ったつもりが納得して帰ってきてしまたそうです。

 

 

玄侑和尚と拝み屋さんのやりとり、専門家だけが至る深奥は僕たちにはわかりませんが、「そりゃもっともだ、と思って帰ってきたんだよ」と仰る和尚の笑い声、とても朗らかでした。

 

 

 

ここでもう一つ疑問が。

 

 

霊ってどんな人に憑きやすいのでしょう?

 

 

これには僕たちにもわかる答えをいただきました。

 

 

「一つのことをじっと考え続ける頭が霊には棲み易い」

 

ふむふむ、首肯できるところです。

 

つまり

 

停滞したまま安定している頭……

 

要注意です!

 

「和尚たちの頭には霊は棲まない。なぜならパッパパッパ頭の中が変わるから」

 

ふむふむふむ。

 

これがいわゆる、こだわりのなさってことなんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

プロフィール

大竹 稽(Kei Ootake)
モラリスト、作家。てらterra株式会社 代表取締役 産経子供ニュース編集顧問

1970年愛知県生まれ。旭丘高校から東京大学理科三類に入学するも、医学に疑問を感じ退学。その後、私塾を始める。現場で授かった問題を練磨するために、再び東大に入学し、そこでフランス思想を研究しながら、禅の実践を始める「お寺で希哲する」を開きながら、共生問題と死の問題に挑んでいる。

既刊/「賢者の智慧の書」「つながる仏教」「ニーチェの悦び」「読書感想文ドリル」
近刊/「ココロってめんどくさいね」