ゴールデンウィークいかがお過ごしですか
神戸のポートタワーの頂上に鯉のぼりがはためいていました
昨日のＩＮＡＣ
×ＡＳエルフェン狭山ＦＣ
の一戦は、狭山の健闘も光り、白熱した試合展開になりました！
この試合では澤選手が先発出場
序盤から試合の主導権を握ったのはホームのＩＮＡＣ！！
開始早々の４分、流れるようなパスワークから川澄選手がダイレクトで落として高良亮子選手が豪快な左足のミドル！
これが一直線にゴールに突き刺さり、ＩＮＡＣが先制！１－０
しかし、その後は狭山の連動したゾーンディフェンスがＩＮＡＣを苦しめます。
今季監督に就任した渡邉監督は、「その週の練習で調子の良い選手を起用すること」「どの選手が出てもそん色ないプレーができること」という方針を掲げていますが、まさにその競争意識もピッチに出ている選手にモチベーションと一体感を与えている印象でした。
ＩＮＡＣはピンチからカウンターを受ける場面も。
しかし、３７分、左サイドを駆け上がった川澄選手がクロスを送ると、走りこみながら合わせたのは京川舞選手！
３試合連続４得点目と、得点ランク上位に躍り出る活躍が光ります
２－０
２－０で前半を折り返します。
しかし、実際はスコア以上にＩＮＡＣのゴール数は多く、それを果敢な飛び出しでナイスセーブを見せていたＧＫ有馬静佳選手の活躍が光りました。
後半も攻めるＩＮＡＣと最終ラインまでで跳ね返す狭山という展開が続きますが、再び均衡を破ったのはＩＮＡＣ。
５３分、今度はＣＫの流れからゴール前で混戦になり、こぼれたセカンドボールに高良選手が再び左足を振りぬくと、強いボールが狭山のＤＦに当たりコースが変わってゴールへ！
有馬選手もさすがにこれは反応できず。
３－０
しかし、その後、狭山が２ゴールを返します！
６９分、途中出場の小林紗希選手の縦パスを受けた小林菜摘選手がシュート！これはポストに跳ね返されますが、詰めていた鈴木薫子選手が頭で押し込み１点目！
そして、７４分にはゴール前の混戦から再び小林菜摘選手のヘディングパスを薊理絵選手が頭で押し込み１点差に
勝負は最後の１分まで何が起こるかわかりません。
ここで、ＩＮＡＣは４点目を取りに攻撃をしかけますが、狭山も隙あらば、カウンタ―から同点に追いつくチャンスを窺います。
ＩＮＡＣは終盤も惜しいシュートが何本もありましたが、バーやポストやＧＫ有馬選手のファインセーブに阻まれ追加点はならず。
３－２で試合終了！
３連勝で首位をキープしているＩＮＡＣの強さは相変わらずですが、だからこそ、この試合に限って言えば、狭山のディフェンスの良さと、攻撃時のパスワークのリズム感や、高さやスピードを持った選手たちの適材適所の個性も印象的でした。
この試合について星川監督の試合後の言葉が印象的でした。
「３点目を取った後４点目を取りに行くのはＩＮＡＣらしいサッカーなんですけど、３－２になった時点でもう１点取りに行くというのは時間帯を考えるとよくないプレーだったと思います。それを選手たちが外の指示待ちにならずに自分たちで考えることがチームの成熟です」
状況によっていかに戦い方を変えるかということは、選手同士の意思疎通や共通意識が大事ですよね
澤選手は久しぶりに最初からの先発で、前半はそこまで上がる回数も多くなかったものの、徐々にチームのリズムになじみ、後半からは昨シーズンのプレーを彷彿させるようなゴール前に飛び込むプレーもあり、今後、ＩＮＡＣを攻守にけん引してくれる期待を抱かせてくれました。
ＭＶＰは、２ゴールを決めた高良亮子選手！
リーグ４年目にして初ゴールを含む２得点！！
しかも、右利きながら、２ゴールとも左足という
もうすぐアメリカから来たレベッカ選手とビバリー選手の加入が決まっていますが、左サイドバックの選手が入ることにより、競争は激化することは間違いありません
「日本人にないものを確実にもたらしてくれる、チームに足りない要素を考えるとプラスになることは間違いありません。そんな中、競争も激化する中で、高良がポジションのかぶる選手がいる中で結果を出してくれたのはいい効果だと思います」（星川監督）
「これからもっとゴールを狙いたい」（高良選手）
という言葉が力強くて印象的でした
次節は５月５日（土）。
ＩＮＡＣはフクアリ（千葉）で１２：３０～ジェフ千葉レディースと対戦。
次節、私はＩＮＡＣ側のピッチレポートをします
狭山は６日（日）に埼玉スタジアム２００２グラウンド（埼玉）で１３：００～福岡アンクラスと対戦（観戦は無料）。
楽しみだ～
ＧＷ中、私はあのチームのあの選手にインタビューをしに行ってきます！
詳しくはまた明日…