相手の印象が自分にどう響いたのか具体的に書くこと 「プロフェッショナル 仕事の流儀」より
NHKプロフェッショナル仕事の流儀 「明日から使える仕事術スペシャルPART2 」 を観た。
石原正康氏の「人を口説く手紙術」について書き留めておきたい。
人を口説く手紙のポイント
・冒頭の挨拶は常套句を使わない。季節感を自分の言葉で書く。正直に書いていますということを伝えるため。
・自分と仕事をすると如何に利益があるか、は書かない。
・「あなたのそういうところに魅力を感じる」という所を具体的に書く。
・書く時は一番伝えたいことを最初に書く。結論から書く。
・速達ですぐに出す。熱い思いを伝えたいから。
・手間がかかったものに感動することは、脳科学も立証している(キャスター茂木健一郎のコメント)
プロフェッショナル仕事の流儀 「明日から使える仕事術スペシャルPART2」
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070201/index.html
『太陽の子』 灰谷 健次郎
児童文学作家、灰谷健次郎の代表作。
神戸にある沖縄料理店「てだのふぁ・おきなわ亭」の一人娘ふうちゃん。
神戸生まれで12歳になったふうちゃんの眼を通して、沖縄、戦争、人間、を語っている。
この作品の問うものは大きく、深い。
戦争の悲惨さ、人間同士のつながり、人間の優しさ。
戦後60年を超え戦争体験が風化し、
大競争社会で「優しさ」といった言葉など口に出来ない時代に、
失われた"大切なもの"を思い起こさせてくれる作品と感じた。
- 灰谷 健次郎
- 太陽の子
コミュニケーション能力を高めるための4つの要素
メルマガ「平成・進化論」よりclipしておきたい。
コミュニケーション能力を高めるために4つの留意事項・知っておくべきことがある。その4つとは、以下のとおり。
▼人とつながろうという想いを強く持ち、
▼人とつながる形式・様式を知る重要性を理解する、
▼常に学ぶ姿勢を保ち、
▼学ぶためのお手本を持つようにしよう。
全文は以下
転職市場で売りになる意外な経験とは
『R25』より、引用しておく。
転職市場で売りになるということは、市場価値が高いということだから。
ヘッドハンターは人物に"厚み"があるかどうかを重視する。
豊富なバックグラウンドは、人間を魅力的に映す。
例えばこのような経験は評価が高い。
1修羅場をくぐりぬけた経験
物事を最後までやり通す力があると見られる
2上司とやりあった経験
将来の管理能力として問われる。世代を超えて、摩擦が起こってでも意見をぶつけ合うだけの熱いハートをもっているか。
3グローバルな異文化経験
アジアを旅行しましょう。異文化経験を持っておきましょう。
4仕事以外の世界を築いた経験
社外の交友関係。利害関係なしに悩みを相談し合える仲間がいると、人間性が広がる上に精神も安定する。
『あなたから買いたい』 加納 光
百貨店で、著者が見聞した接客の達人について行動をまとめた書物。
著者の経験が多く、非常に参考になった。
中でも最も印象に残ったのは、「売れるお店の雰囲気の作り方」だった。
接客の達人が新人に話していたという言葉を引用したい。
「売れる売場には空気があるの。酸素もあるけど他の成分もある。
あなたが口から吐く≪ツイてない≫という言葉
≪グチ≫や≪モンク≫それから≪あきらめるような言葉≫
あとで事実ではない≪おべんちゃら≫こういう言葉には、
毒ガスが含まれているんだよ。猛毒が含まれているの…
お客さんは毒ガスの匂いがしただけで、もう近づきもしない。」
売場での社員どうしの何気ない会話で売場の雰囲気ができてしまう。
会話には毒ガスが含まれている。
そして、毒ガスの濃度は、役職の高さに比例する。
言葉の大切さは斉藤一人さんをはじめ多くの方の書物で拝見したが、
毒ガスという表現には感服した。
毒ガス理論は売場に限らずどのような職場にも通用する話だろう。
言葉には気をつけていきたい。
『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』 エイドリアン・J・スライウォツキー
大企業「デルモア」の戦略企業部門で働くスティーブは
自社の業績低迷に苦しんでいた。
そんなとき、「ビジネスで利益が出る仕組みを知り尽くした男」
デビッド・チャオに出会う。
デビッド・チャオからは23の利益モデルが語られる。
物語形式で、一般の社員でしかない自分にも容易に利益の仕組みを理解できた。
特に、重要なことを問うときや答えを探すときは数字を用いるのが大事だ、という言葉が印象深い。
民間企業に勤め続ける限り何度も読み返したい本の一冊だ。
- エイドリアン・J・スライウォツキー, 中川 治子
- ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
『人生を創る言葉』 渡部 昇一
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
で5つ星がついていた本。
偉人が遺した94の名言と、各名言に対する著者の想いが書かれている。
当初は著者の個人的想いが強い本だと感じたが、
偉人たちの名言がボディブローのように徐々に効いてきた。
心が洗われる本であった。
心に残った名言をいくつか。
・「汝、草木と同じく朽ちんと欲するか」(頼山陽)
周囲の人たちは大抵善良な人たちばかりではあったけれど、
そうした人たちの生き方に自分の人生を重ねると、
やはりぞっとするものがあったのだろう。
・「土地を買う前に神社仏閣を見よ」(安田善次郎)
神社仏閣が荒れていれば、そんな宗教心もない地方は人気が悪く、小作米も取れるかどうか危ない。
・「安いからといって仕事を粗末にすると、自分の良心を損しなければなりません」(ある大工)
大工として仕事をする以上、仕事に精魂打ち込んで、自分でよく出来たと満足しないと私の気がすみません。
賃金が安いからといって、いい加減な仕事をすると、賃金を損した上に、私の性根まで損しますのでね
・「たとえどんな失敗をしても、それを決してごまかしてはいけない」(スチュアート)
商売というものは一回限りでは終わらないから、ごまかしをやると結局ダメになってしまう。
・「商人が商人として立派になろうとするには、
人として立派なことをすることを世渡りの方針にしなければいけない」(新渡戸稲造)
人として立派になるように努力する姿勢が仕事上の成果を導く。
『経営者の教科書』 江口 克彦
著者はPHP研究所社長。松下幸之助に22年間仕える。
本書では、松下幸之助から受けた教えを元に、経営者の心構えを説いている。
本書をまとめれば以下のようになるだろう。
企業は「公」のものであり、人類の幸福発展の為に存在する。
したがって、正しい理念に従い、正しい行ないをしていかねばならない。
また、「世間は正しい」と理解することで、自らの過ちを修正していける。
「正しさ」を追求することの重要性を再確認出来た。
多くの経営者に読まれることを期待したい本だ。