長年の計画の一つ、待ちに待ったロディとなっちゃんの赤ちゃんがこの度誕生しました

きっちゃんの曾孫達

色々と大変だった今回の出産記録を忘れない為に書こうと思います

なっちゃんのヒートが予定を過ぎても中々来ず、結局ぼんずが一週間不在の時に交配のタイミングが来てしまいましたが、すんなり終える事が出来てホッ。。

頭数少なめ狙い？！で一発勝負にしましたが、めでたくご懐妊の確認後、益々大きくなるなっちゃんのお腹

あれ？もしや５頭位居たりする

出産前のレントゲン検査で、やっぱり５頭

嬉しい悲鳴〜

出産予定日に重なって50kg越えの犬の足のオペが入り、遠方からなので予定をずらせず。。

オマケに雪による大渋滞や雪で車が埋まって帰宅困難とか、緊急時に動けなかったり、車内でお産となっても大変だし、オペ以外に具合の悪い子が居た事もあって、出産予定日直前からなっちゃんと一緒に病院で寝泊まりする事に。。

本当はお家でゆっくりくつろいで欲しい時期なんだけど、家に置いていても何かあった時にすぐに駆け付けられないし。。

お産とオペが重なったら両方どうやってやるか？！イメトレしながら念の為色々準備

オペのタイミングでぼんずにバスで駆け付けて貰って私が見れない間なっちゃんを見守って貰いましたが、幸い重ならずに無事にオペ終了し、一旦帰宅する事が出来ました

なっちゃん、ごめんよ～

もういつ産んでも大丈夫だよー

そして翌朝から遂に陣痛が。。

第一子男の子、めでたく誕生

１時間半位後には第二子男の子も誕生

(ここで神様はふと、「おぉ〜そうじゃった

一つやらなければいけない事があったのをすっかり忘れておったぞ

」と、何かを思い出したらしいです。。

)

あぁ良かった、今回は順調に行きそう

３頭目はぼんずにへその緒を切って貰おう

......と思ったものの、３頭目が中々生まれる気配が無いまま時間だけが過ぎ。。

何度かトイレに連れて行ったりして陣痛を促してみる。

んが、、、一向に気配無し。。

５〜６時間生まない場合もあるけど、第二子誕生から既に７時間位経過。。

羊水も胎盤も出てないし、多分大丈夫だとは思うけどさすがに心配なので、一旦赤ちゃんの心拍を確認しようと思ったけど病院まで悪路で、その間に何かあっても困るので、悩んだ末すぐ近場の病院へ

知ってる院長先生が居て幸い、すぐ確認して貰った所心拍は全く問題無し

レントゲン見ると次に控えてる子が逆子で、頭は通るけど胴体がなんだか太そうな雰囲気

まだ下がって来てないんだよね。。

どーする今ならまだ帝切やれるけど(閉院前の夕方の時間の為)？もう少し様子見る？

子宮口刺激して貰ったりして相談した結果、下がって来たら大丈夫だとは思うんだけどねー、、と、赤ちゃんも元気そうなのでもう少し様子を見る事に。。

それから待てど暮らせど５時間位経過しても３頭目が誕生する気配が無く、何度かトイレに出すと多少イキんでる感じはある。。

あぁ。。陣痛弱そうだなぁ。。

やっぱダメか、、帝切か。。

先生にも相談し、なっちゃんと赤ちゃん２頭も病院へ移動の為、湯たんぽやらカイロやら用意し、他の子達のお世話も急いで済ませ、ぼんずも一緒に病院へ急行

道が悪くて埋まりそうになりながら慎重に坂を下り、ガタガタ道をゆっくり、山道の方が近いけど、途中で産気付いたら車を停められないので山道を通るのは辞め、急ぐ気持ちを抑えながら安全運転。。

わ、わ、わたくし。。

以前帝切で全滅を経験して以来帝切恐怖症。。

どれだけ頑張っても蘇生出来ず、１５分位やってダメならもうダメなんだろうけど、絶対に諦めたくなくて気付けば１時間位やってたけど、誰一人助からなかった。。

その時は予定日よりかなり早くて帝切やらざるをえない状況に陥ってたから仕方ない結果ではあったんだと思うけど、あの時の事を考えると帝切だけはやりたくない。。

......病院に着いたら３頭目の赤ちゃんは大分降りては来てるみたいで、ちょっとイキんではいるけどやっぱりダメみたい

「はぁぁ。。帝切だけは本当に嫌だ。。

」

項垂れる私に、

ぼんずが、

「もう、やるしかないんだよ！ごちゃごちゃ言うな！大丈夫だって！」

先生も、

「そうだよ、その通りだよ、大丈夫だからやろう！」

よりにもよって50kg越えの犬のオペ直後で色んな物が枯渇した状態で、あれやこれや急いで準備

スタート直前でなっちゃんのアメリカの実家からも無事を祈るメッセージがあり、

ぼんずには前にもやらせた事はあるけど、井上陽水天から地へ振り出しの蘇生レクチャー

そして日が変わった頃、いざっ、帝切

なっちゃん、頑張って

スタートと同時に生唾を飲み込む。。

(苦い記憶が蘇る。。)

誰がやるんだよ、誰がー

もー、私しかいないんだよー

と、自分に言い聞かせながら、、

赤ちゃん救出

時間勝負、急げーっっ

はい、１番目行くよー

はい、受け取り、羊水振り出し、マッサージ

ピヤァァーーーッッ

鳴いた

オッケー

はい、２番目行くよー

ピヤァァーーーッッ

オッケー

次３番目いくぞー、色悪いぞー

急いでー

(本当だったら次に生まれる予定だった子)

でっかっ

ピヤァァーーーッッ

大丈夫

皆大丈夫

オッケーーーっっ

皆無事に誕生

結果的にはもう少し遅かったら間に合わなかったかもしれない、っていうタイミングでした。。

「糸ー！！」

「麻酔下げてー！！」

「温めてー！！」

色々指示したけどぼんずが糸をスムーズに開封して中身触らないようにサッと先生に渡してて、えっ？何でやり方知ってるの？！と思ったけど、中学生位から何回かこういう場面で応援に入ってるせいか、見て覚えているみたいで助かった

獣医にでもなれば良かったのにね

縫合等ようやく落ち着いた所で、

ぼんずに赤ちゃん大丈夫？！って聞いたら、

「皆大丈夫、なんか全員牝なんだけど」

「えっ、まじでっ

」

私、必死で性別全く見てなかった

我が家の家系で珍しく姫が多いとはビックリ

子宮右側全員牡、左側全員牝

牝２頭大きくて私の通勤ルート並みの大渋滞を引き起こしてたのか。。

いや、ほぼ通行止め

それにしても神様。。

あの〜、、

なんでわざわざ途中から帝切ですか。。

帝切恐怖症を乗り越える機会をわざわざなっちゃんで？ですか？

そういうのいらないんですけど。。

帰宅したら朝の４時前位、数日徹夜していたのもあり表現のしようがない脱力感。。

そんな訳で色々あって大変でしたが、

男の子２頭、女の子３頭無事に誕生しました

めちゃくちゃ可愛すぎる〜

苦労かけてしまったなっちゃんも赤ちゃん達のお世話を頑張ってくれています

タオルやマットを入れると暑いみたいで全部引っ剥がし、結局ダンボールに新聞っていうレトロな状況が一番快適らしい。。

皆元気に成長してくれますように

皆の詳しい紹介はまた近々

父、見守る

赤ちゃん誕生記録