※国によってヤングケアラーの定義は異なります。日本ケアラー連盟の定義です。

【ヤングケアラーとは】

家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものこと。


この定義でいくと 
ケアを要する人→私
大人が担うようなケア責任を引き受け
家事や情緒面のサポートを行っている18歳未満の子ども→娘

ある日突然娘が言った。
「私ってヤングケアラーなの?」

「定義で言ったら、そうなるんじゃない?」
と、私。

「なんかさ、この言葉やだ。って言うか、悲惨とか可哀想なイメージに取られるのがめっちゃ嫌だ!」と娘。


「でも、実際に介護やケアで学校に行けなかったりする子はいるんだよ。そういう子達は大変だよ。こういう言葉が広まることで、ヤングケアラーと言われる子達の支援が広まるなら、悪い事ではないんじゃない?」と私。


「それはもちろん!そう!支援が広まってほしい!けど、うちみたいな場合もあるじゃん?
おかあやんは障害者雇用だけどバリバリ働いてるし、私が家事を任されてるのは、おかあやんが障害者でできないんじゃなくて、働いてるからってことで、普通の共働き家族の子がやってることじゃん?」

「それに、お世話できるとか、家族の中で自分が信頼されて任されてる仕事があるって幸せもあるんだよ。
もちろん、子供だけじゃどうにもならない、とかなら支援必要だけど。
悲惨だなぁってイメージつけないでほしいな」