校訓

「自己を知り 自己に培い
社会を知り 社会を愛せ」

今日は兵庫県立生野高等学校創立百周年記念式典に参列しました。
上記は生野高等学校の校訓です。

記念講演はアルピニストの野口健さんでした。
現場に行って、見て、知ってしまうと、背負うものができる。
その物事に義務も責任も無いけれど、知ってしまうと背負ってしまう。
エベレストや富士山の清掃活動や遺骨収集のお話しを通じて、一つの活動に全ての人が賛成してくれることは無いけれど、その活動を軌道に乗せようとすれば、地道に活動すること、人に伝えること、継続することが大事とお話しして下さいました。
テレビや写真で見るのと、実際に現地で見て知るのとは、全く違う。知ることはとても大切なことだ、又、死と隣り合わせの登山を経験することによって、生きていくことの覚悟を知った、ともおっしゃいました。

豊かな経験は豊かな感受性と人格を形成する、野口さんは、生野高等学校の校訓が示した通りの人物ですね。

極限の環境を経験する必要性は、全ての人に必要なことでも無いとは思いますが、色々なことに関心を持って、見聞を広める為に現地に出かけて行くことの大切さを、改めて教えて頂いたと思います。