野田首相、TPP交渉なんてできるんですか? | 三木けえオフィシャルブログ「実行力。維新」Powered by Ameba

野田首相、TPP交渉なんてできるんですか?

 皆さま、こんばんは。

 野田首相はAPECに行ってますが、日本の中では議論噴出の問題のTPP交渉参加は、もう既に何やら情けない様相を呈しています。

 まず、オバマ大統領が12日朝にホノルルで開く交渉9カ国の首脳会談には招かれませんでした。

TPP、首相早速厳しい洗礼、加盟国会合招かれず

 その後、この9カ国の会合で、オバマ大統領は「詳細は詰める必要がある」としながらも、「9カ国で大筋合意に達した」と発表されてます。

TPP交渉9カ国「大筋合意に達した」、米大統領が見解。


 つまり日本は会合に招かれもせず、日本が交渉参加することが分かっていながら、オバマ大統領は9カ国で大筋合意を先に取り付けてしまったということ。

 TPPというと、農業がクローズアップされているが、様々な面で包括的に協定を結ぶものです。

 従って、この9カ国と日本の間で、とりわけ違いのある、例えば医療などもその中に含まれますし、知的財産権などもそうです。

 法律でさえ、国内法よりも優先される恐れがあります。

 日本はTPP交渉参加します、基本的に交渉参加したら、TPPには参加することになります(言明はしてませんが、野田首相はそのつもりの様です)、だからアメリカは日本には配慮してくれますよね?だって、アメリカと日本と合わせてGDPは参加国の9割を占めるんですから!という甘い算段は見事に打ち砕かれたと言うことでしょうか。

 それとも、野田首相は初めから、そのようなことも分かって交渉参加のつもりだったのでしょうか。

 そして以下のような記事が配信されました。否定はされているものの、野田首相は相当な「たぬき」という印象です。オバマ大統領と野田首相が会談で、このような内容を話している、と想像するのはあまりに容易です。今回は日本政府が必死で打ち消したようですが。

米が発表の野田首相発言、日本政府は否定

日米首脳会談後の米側発表に外務省ビックリ!その真相とは・・・



 普天間の問題では、とにかくアメリカのご機嫌を取っておきたい日本。TPPもその一環だったのでしょうか。

首相、普天間アセス年内提出を伝達、米大統領「さらに前進を」


 そして交渉事に大切な交換条件を付けるということもせず、相手の望みも早々に叶えてしまったようです。

首相、米国産牛肉の規制緩和手続きを表明


 ということで、野田首相はAPECに行って、何か「国民の生活が第一」となるような交渉をしてきたのでしょうか?