古希(こき) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ドキドキクラッカー 古希(こき)

 

 古希(こき))とは、古くて希な長生きをしたことをお祝いする言葉です。

 古(こ)の字は、古いという意味の他に、過ぎ去った昔を意味することもあります。希(き)の字は、めったにないという意味ですが、希望や希求という言葉にあるように、こい願うという意味合いもあります。古希という言葉からは、個々の文字の意味を考えてみると、過ぎ去った過去を懐かしむ・・そんなニュアンスも伝わってきます。

 ちなみに、60歳は還暦、66歳は緑寿、70歳は古希、77歳は喜寿、80歳は傘寿・・・と110歳までそれなりのお祝いの呼び方があり、111歳以上は何歳生きても珍寿というそうです。

 

ラブラブ音譜

 私は、今では珍しい大家族の中で育ちました。

 大家族と言えば、一時期、テレビ番組の題材にも使われましたが、私の場合は7人兄弟姉妹で、上から5番目ですね。初めから大勢の兄弟姉妹でしたので、それが大家族なのかそうでないのか等考えたこともなかった訳です。そんな私の兄弟姉妹の中の年長者である長女が、古希を迎えたのは確か10年近く前。もうすぐ、傘寿かな。

 

 坂本龍馬の土佐弁を借りれば、”まっこと目出度い事じゃ!”とでも言うのでしょうか。