頭痛(ずつう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

頭痛頭痛

 今日は、頭痛(ずつう)という言葉です。

 

 人生に、頭痛(ずつう)の種は絶えません。自分が現職で仕事をする時間が、砂時計が落ちるように、さらさらと流れていくのを肌身で感じると、いろいろ迷いも生じます。昨日のNHKの大河ドラマ「真田丸」の中で、真田幸村が、“死に様は、生き様を映す鏡だ”と言っています。有名な大阪夏の陣で、2度目の大阪攻略に乗り出す徳川家康。このとき、幽閉されていた真田幸村が、秀頼側の中心として戦うことを決心したのが、この言葉。歴史的事実かどうかは確認していませんが、人生の大きな決断をする際には、このような価値観も日本人の心の中にあるのでしょう。私自身は、仕事に殉死するような事はしたくないと考えますが。最近の悲劇的事件では、大手広告代理店・電通の新入社員の女性が、月間残業105時間を超える過酷な環境の中で、自殺しました。企業は批判されるべきですね。

 

 さて、頭痛(ずつう)です、これは解説するまでもなく、頭が痛いことですが、その意味は、物理的に頭痛がする意味と、精神的な心の強い迷いを“頭痛の種”が・・と表現することがあります。

 

たんこぶキズ

 私自身は、今、この二つの頭痛を抱えています。先週、某所に仕事で出かけた際に、自身の不注意もあり、頭をガツンとぶつけ近所の医者で緊急手当てを受けましたが、その後、なんだか、ボーッとしている感じが抜けません。オッチョコチョイな私です。もう一つの“頭痛”の種は、私の心の問題。冒頭書いた真田幸村の決断ほどのものではありませんが、来年のある時期に、一旦、隠遁するか、引き続き、俗世の波にもまれ続けるか、そんな選択が待っています。頭痛の種です。