季節(きせつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

春夏秋冬

 今日は、季節(きせつ)という言葉です。

 

 あと数日で、8月が終わり9月となります。季節(きせつ)は、秋の気配を濃くしてきます。今年は、台風が早い時期から発生し、今朝も、関東地方上陸かと言われていた台風10号が、関東地方をかすめながら、東北地方に接近、場合によっては上陸する予報です。上陸すれば、観測史上初めてのことだとか。東北地方の皆様、そして北海道の皆様も、強い風雨への警戒怠りなく、気を付けて下さい。

 

 さて、季節(きせつ)ですが、季(き)とは、春夏秋冬のそれぞれの時期、春夏秋冬のそれぞれの最後の月、兄弟の中で最年少の者、すえetc.を意味するそうです。後段の“すえ”の意味は面白いと感じましたが、用法としては、人名で、季子(ときこ、としこ)がありますが、末っ子に付ける名前でしょうか。次に、節(せつ)ですが、ふし、ものの結びついているところ、くぎり、気候の変りめ、しるしetc.の意味となります。即ち、季節(きせつ)とは、四季折々を意味しますが、少し深読みすると、それぞれの季節の最後の月のこと。日本の夏を、日本の定義(ウィキペディア)でみると、6月~8月までの3カ月とすることが一般的なようです。そうした意味では、9月は秋突入ということになりますね。

 

sei桃柿ブルーベリー

 秋と言えば、食欲の秋。いろいろな果物が店頭に並びます。ブドウ、梨、柿、イチジク、ブルーベリー等々、ただ、流通の発達で、これらの秋の果物も、相当早い時期から出回りますので、果物が季節感を先取りする感じですね。なお、季節の変わり目は、体調の変化に気をつけなければなりません。私も、先週末2~3日、夏バテでしょうか不調の時期がありましたが、ようやく復調しつつあります。皆様も、充分お気を付け下さい。