弱者(じゃくしゃ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

❤HELLO
 今日の言葉は、弱者(じゃくしゃ)です。

 皆さんは、弱者(じゃくしゃ)という言葉から、何を想像しますか。女性、子供、老人。ウィキペディアの助けを借りて、××弱者という言葉を捜してみると、社会的弱者、災害弱者、交通弱者、性的弱者etc.随分とたくさんあるものです。今朝の日経千葉版で、東京中央区に本社がある山万㈱という会社の地域開発に関する取り組みが紹介されていました。その内容は、高齢化社会の進展を睨んだ買い物弱者対策です。市民に無償配布している情報端末を使った新しい取り組みです。昨年12月に、ネット上に仮想物産館を開設し、試験的な取り組みとして、函館市の食品会社などと提携して約200品目を出品。2週間の試験運用の結果を分析して、高齢者でも使い易い受発注システムを開発するという。目指すのは、こうしたバーチャルとリアルの融合だといいます。どんどん深化するITシステムの一方で、情報端末を操作できない高齢者も増えていくと思います。まさに情報弱者が買い物弱者となります。同社のような取り組みが全国的に展開されることを期待したいと感じたところです。

 さて、弱者(じゃくしゃ)です。弱(じゃく)とは、力が足りない、他の支配を受け易い、よわい、わかいetc.の意味となります。また、者(しゃ)とは、行動の主体、ひと、ものごと、場所etc.の意味があります。弱者(じゃくしゃ)とは、本質的に、他の支配を受け易い心の弱さをもつ人たち、あるいはそういった弱い立場に立たされてしまった人たちの事を指すようです。

ハートn
 いずれにしても、この××弱者と見られる方々には、社会的なテーマとして、皆で暖かい手を差し伸べることが必要だと思います。例えば、昨年の大震災で被災された方々を初め、毎年、どこかで起きていりう自然災害やあるいは人災とも言える交通災害などで弱者となった方々。社会政策的に種々の方策も取られていますが、国民一人ひとりの課題としても意識すべきものであることは、言うまでもありません。