転換(てんかん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

♡ ハート♪
 今日の言葉は、転換(てんかん)です。

 いろいろな場面で使われる言葉です。気分転換や方向転換。今日の私は、さばさばした気持ちです。気分転換を図ることができたということでしょうか。願ってもいない誕生日。実は、満60歳。いわゆる記念すべき還暦を迎えた誕生日であるとともに、とりあえず仕事にも区切りをつけるけじめの定年というセレモニー。仕事は現職で続けますので、完全リタイアには、未だ時間がありますが、このときが来てみると、自分でも意外と感ずるほどさばさばとした気分です。今まで何とかすごして来れたのは、私の両親、親族はもとより、一緒に仕事をしてきた大勢の仲間達のお陰だと、感謝の気持ちで一杯です。何事も節目というものがあるので、その時を暗い気持ちで迎えるか、明るい気持ちで迎えるかで、これからの時間が暗くもなったり、明るくもなったりするのでしょう。私は、幸いに、明るい気持ちでこれからの時間の経過に立ち向かうことができそうです。

 さて、転換(てんかん)です。転(てん)とは、まわる、ころがる、めぐる、方向を変えて移るect.の意味があります。又、換(かん)とは、とりかえる、とって変えるetc.の意味があります。転換(てんかん)とは、ひとつの時間軸の中で、今までとは違う時間軸に方向転換することのような感じがしています。

♥にこにこ
 人は年を重ねるとともに、経験・知識も、当然の事としてたくさん蓄積されてきます。そういった経験・知識が蓄積される中で、実は、他から得たものであるにも関わらず自分の感性という触媒と混ざり合って、ある種、熟成されていく。言葉を借りれば人間形成されていく。私が今日経験した年齢の転換点は、ある種、自分という個の精神面での大きな転換点になったと信じたい。みなさんも、いずれ通過するポイントですが、是非、その時になったら、いろいろな事を考えてみてください。