文書名 キャッシュフローでもうけを生み出す方法
文書番号 0077
作成日 2013/09/11
ジャンル 財務会計
Ⅰ 事例
A社は売上高も順調に伸び、粗利益も好調だ。しかし、資金繰りが不足がちであり、銀行借入金も増加している。その原因は何か?
Ⅱ 取扱い
運転資金が不足する大きな原因の一つが、売掛金の回収が滞っている場合だ。毎月の売掛金の回収と買掛金の支払の差が運転資金と言われるが、売掛金の回収が滞るとこの運転資金が不足する。
そのための対策としては、次のようなものがある。
① まず全社の売掛金の回収期間を毎月計算する。売掛金の回収期間の求め方は、その月の月末売掛金残高をその月の売上高で割ればよい。これが2なら、売り上げてから資金になるまで2ヶ月ということだ。
② 次の得意先ごとに発生した売掛金の回収期間を毎月計算する。

③ 取引先との取引約定と②の回収期間に大きな相違がないかどうか確認する。
④ 取引約定に比べて2ヶ月以上の先は売上金額に限度を設定したり、4ヶ月を超えた取引先は取引中止にするとかの社内ルールを作っておく。また、取引先ごとに資金の回収度については ◯ △ ☓ などの評価をしておく。
⑤ 営業担当者の評価についても、売上達成額や粗利益だけするのではなく、④の入金のランキングも反映する。
以上の回収期間を計算する表は、売掛金の年齢表という。エクセルで簡単に作成できるだろう。これを経営会議の重要な資料の一つとして活用してもらいたい。
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