奴が居ない間にその時の状況をパートの感情的に言っていた部分を除いて話す。


気を使って水を撒いていたこと。
自転車には一切触れてないこと。
左のハンドルに重たい荷物がかかっていたこと。
留め方がおかしかったこと。








そんな話しをしながらも、お巡りさんもいつ奴が入ってくるか気を使っている。





若いお巡りさんが
「入りたがってるみたいです」
その言葉を待つか待たないか、お巡りさんが良いよって言うか言わないかに奴は入ってきた。


お巡りさんはまず住所等を奴から聞く。
聞こえた住所は免許証を見て写した住所と違う。
職業の話をしていたのか、紙に書いてお巡りさんの方に見せ、こちらを見て不敵な笑みを浮かべる(どうせ組織の名前書いたんでしょって受け流す)



お巡りさんが私の説明を繰り返し奴に言う。



私は奴にもう一度、パートは触れてないことを話す。



奴は
「おばちゃんが、すいません自転車【倒れた】から荷物治したって言ったからおばちゃんが倒したの間違いない!」
と言う。




私は
『そりゃ怒鳴られたら思わず、「すいません」て言うでしょ。
それにお客様の自転車が【倒れた】から親切心で治したんでしょ。
【倒した】ら倒したって事実を話した上、謝るでしょ』


奴はその親切心を逆手にとるように
「慌ててカゴに荷物を入れていたから、おばちゃんが倒したのは間違えない」
と言い張る。


「それに」


と言って続けて出てきた言葉が
「女の子(嫁)も男の子も倒したって言ってた」




???




嫁は私にすいませんとは言ったけどそれ以上は話してないし、バイトは一切話してないて聞いていたので、「女の子(嫁)にはそんな風に言ってないと聞いてますよ」


って言うと


『そんな味方の話ばかり、聞いた話ばかり信じられるか?な?お巡りさん?』


なんて言っていたが、お巡りさんには女の子=嫁=店長は話してある。





話が平行線と言うか進まないので私は
「そこまで言って弁償させたいなら被害届出して下さい。
それでうちが悪ければ弁償しますよ」

と切り出す。