「何があったの?」
って若いお巡りさんが来てから間もなく40代くらいの言ってみれば巡査長みたいな方が出てきた。



奴が巡査長の前に座り、私は入口付近で立つ。



私は
「早朝、パートが掃除していた時、この方が自転車を留め買い物に入ってしばらくして、この方の自転車が倒れた。パートは親切心で自転車を起こし荷物をカゴに入れたが、この方はおまえが倒しただろ!って怒って壊れたものを弁償しろ!と言うのです。うちのパートは自転車に触れてないと言ってる。でも彼はパートが倒したと言って聞かない。平行選なのでお巡りさんに聞いてもらい必要なら被害届を出してもらおうと思い来ました」


と説明した。


すると奴は
「おばさんが倒したからか、すみませんっていったんだろ!慌てて荷物片付けてたのもそうだろ!」
とチチャを入れる。



私は
『店に来た人の自動車が倒れて直すの当たり前でしょ!』


と言うと奴は
「身内だから庇ってる」
と。



『いや、庇うとかじゃなくて、従業員のことは信用してますから!』



「まぁここではタバコ吸えんから外で吸ってくる。話したいこと話しとけ」


と言い奴は外へ出て行った。