日曜日の面接や現金差異、クーポン券不足、そして深夜から早朝までは電気工事による作業停電(電源車を持ってきてもらい営業した)があったりと、何かとバタバタした2日間だった。
早朝、朝勤の『おかあさん』が来てホッとして発注しながら気絶wしてしまった。
小1時間ほど気絶していたか?
『おかあさん』に声を掛けられる。
「変なお客様がATMのことで文句言ってきてるんです」
あぁ・・・
何かある日はトコトンあるのね・・・
なんて思いながら寝ぼけ眼で対処する。
なんか、酔っ払った風な方だった「もめるかも・・」なんて思ったけど、その方の知り合いの女性?が来て事なきを得た。
すっかり目が覚め発注を片付け、納品されたのもの陳列を始めた。
そして
『おかあさん』が帰り際、
「お話があるんですけど、お時間取れますか?」
って言ってきた・・・
『おかあさん』は店の人手不足のたびにこの店を救ってくれた方。
最初は他店の店員だったが、その店のオーナー交代の際「こっちが良い」と来てくれた。
最近は歳のせいか、仕事が遅くなり不満をもっていたが、その不満を上回る接客術をもっている。
プラスマイナスで考えればもちろんプラス側の店員なのですが。
ちょっとその辺の私たちの感情を感じ取られて、退職したいと思ったか?
最近、仕事のことを連絡に書いたし・・・
それとも今契約でやめようと画策している私達より先手を打って退職か?
もしかして旦那さんの病状で・・・
なんて色々なことが頭をよぎる。
だいたい、提言や条件変更だったら「お話があります」じゃなくて「お願いしたいことがあるんですけど」とか「聞きたいことがあるので」とか優しい言い方もあるはずだし。
そんな言い方するってことは退職の話だって頭の中がいっぱいになった。
どうしよう・・・
たまたま、その日は本部社員の巡回日だったので、その話で頭を痛める。
嫁からもなぜか電話がかかってくる。
とりあえず、その話をしておく。
そして、予定時間が来た。
「はい、どんな話でしょうか?」
私は極めて冷静な感じで聞いてみた。
「実は・・・
旦那の検査入院でしばらく休むんですが・・・」
私「聞いてますよ」
「それで、
店長が良く思ってないのかと思って」
ホッとする。
退職の話じゃなかったんだ。
なんでも、休みにくく感じたのでオーナーがどう思っているかゆっくり話を聞きたかったそう。
もちろん旦那の面倒を見てあげて欲しいし、バイトも続けて欲しいし。
って伝えると『おかあさん』から笑みがこぼれた。
今後の仕事の話もして、『おかあさん』は納得した顔で帰っていった。
本部担当者とともにホッとして気が抜けた。
しかし、バイトにそんな思いをさせているのはいけないことだし、改めなければいけないね。