「シチューミックスある?」
野菜やらなにやら大量に買おうとしている、ママさん風の女性に聞かれ、
『こちらです』
と場所を教え商品を持ち、お客様とレジへ。
3千数百円のレジを打ち・・って途中で嫁がサッキング(袋詰)を手伝ってくれる。
が途中でレジが込み、嫁は隣りのレジへ。
途中から袋詰をかわり、リズムが狂う。
なぜかこのシーンはすごく印象に残っていたし、思い直せばそこが間違えの始まりだった。
いや?
そのまえの、
今日は仕事にくる時からおかしかったのかもしれない。
仕事に行く前、風呂に入り血流が良くなったからか勤務についても「ボーっと」した感じが抜けず、動き回るうち血圧でも高くなったか、心ここにあらずって感じになった。
その感覚が絶頂になった時、上のお客様。
その時間、なんとなくの記憶はあるものの上の空だったのは確か。
『集中してない』
そうも自覚もしていた。
そして
中間のレジ点検で。。。
-5,000円orz
やっちまった。
点検の時「俺が」って自覚が無かったが、朝勤の人が来て冷静に振り返ると、
『俺かな』
って気持ちがこみ上げてくる。
確かに「ボーっと」していた、あの時やこの時、間違えたかもって節がある。
1万円を預かったって記憶はあるが1万円だったか?って確かに言い切れないレジ打ちが2,3件ある。
すぐさまレジのジャーナル(記録)を印刷し確認。
『こことここが気になる』
ってところをビデオでチェック。
やっぱり・・・
5千円のところからと千円のところから紙幣を取り、預かり金を5千円のところに紙幣を戻している。
あぁ。
やっちまった。
20年近くのコンビニ経験でこれだけ多額の差額は初めてだろう。
かなりショック。
でも、いい経験になった。
多額な誤差を出す時は本人に「おかしいな」って何らかの調子の悪さや、違和感などの記憶がある。
もしそれすらも気付けないなら、仕事としての集中力に欠けているし適当と言われて仕方ない。
ジャーナル等見ながら記憶を紐解けば、ある程度その時の状況が蘇ってくる。
もし蘇ってこなかったら、それはヒントを与えても記憶を引き出せないくらい責任感無く、言い換えれば仕事と言う緊張感も無く仕事していると言うことになる。
ってことがこの経験で得た思い。
よく、誤差を出したアルバイトに
「思い当たる原因やここかな?と思うところ報告しなさい」
と言うがいまだかつて報告が無く大概は
「思い当たることはありません」
って答え。
「思い当たることはありません」
ってことはイコール
「私は間違ってません」
だし、
引っかかる違和感も無く仕事をしているって事にもなる。
違和感を感じ取れなかったり、自分は間違えないとと言う慢心が次のミスを生む。
馴れは恐ろしく、緊張感をなくしていくがこんな経験や他人がしたこんなミスを教訓に緊張感を保って行きたいも
のだ。
こんなやっちまったはもう2度としたくない。