午後四時半、晴れ。ただし空気は乾燥していて外は寒そう。
 今日の昼は、会社近くのカフェにて。このカフェは自家製のパンが売り物。このパンが美味しい。もちろん、そのコーヒーがまたグッド。美味しいのだが、会計が千円超えた。ヤバイ(笑) 昼飯は当面ワンコンが限度としていたが。まっ、美味しかったからいいか。

【午後のニュース・チェック】

☆☆福島原発事故
東電の勝俣元会長ら3人、強制起訴へ☆☆

http://mainichi.jp/articles/20160226/k00/00e/040/177000c

 当然だろう。むしろ遅すぎである。


☆☆【ムネオ氏娘、貴子氏離党】
会見詳報(1)「有権者との約束を果たすことはできないとの思いから判断」☆☆

http://www.sankei.com/politics/news/160226/plt1602260027-n1.html

 無節操な親子である。まぁ、結局はなんだかんだ言ってもこの親子は、有権者とか国民の利益よりも、「自己保身」が優っているわけ。まぁ、したたかな親子だ。


☆☆ドイツ議会、難民流入抑制策を可決☆☆

http://jp.reuters.com/article/europe-migrants-germany-idJPKCN0VZ00P

 苦しいだろうなぁ、この議決。ドイツ、苦しんでいるだろうなぁ。いや、ドイツに限らずだ。
 で、いったい、この難民問題・・・どうしたらいいのだろう? これぞ、世界各国の英知を絞って欲しいが。


☆☆ワシントン・ポストが異例の社説“トランプ氏の指名阻止を”☆☆

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2712035.html

 トランプって傍流候補かと思っていたらこの人気。なんだかひょっとすると共和党の候補になってしまうのか?
 でも、こういうトランプ氏のような思想の持ち主をここまで舞い上がらせたのは他でもない、アメリカ自身である。そうさせてしまったのはアメリカ自身である。
 でも、でも、まさか・・・・トランプが勝つことはないであろう。そこまでアメリカはならないであろう。ちゃんと抑止能力が働くこと期待したいが。


【1950年生まれの二人のピアニスト】

~クリスティーナ・オルティズとミシェル・ベロフ~

 時折、この二人のピアニストの名前はこの日記であげてきた。
 どちらも、私がわまだ若いころ、日本でもよく来日したコンサートを聴いた。そして、どちらも感動したピアニスト。
 さて、この二人のピアニスト、今年は66歳になるわけである。デビューして日本で私が聴いた頃はまだ二十代の彼ら、彼女らだった。

 この二人のライブ映像がある。いずれも少し前の映像だが、鮮明であって、また音質もいい。

 実は、この映像、ある方からのメッセージで知った。その方は、昔からの友人の一人である。そのメッセージの中に「ミュンヘンでの音楽会でのオルティズの画像がネットに登場した。懐かしい。1997年の演奏です」とあった。
 私も驚いた。この日のこの演奏会は私とその友人は会場で聴いていた。
 クリスティーナ・オルティズ・・・・。久々だった。この日の彼女の演奏がまた良かった。この思い出のコンサート概要の動画が最近アップになっっとは知らなかった。その友人に感謝だ。

 それは以下

①クリスティーナ・オルティズ演奏会inミュンヘン1997
・メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調 作品25
・ブラームス:六つの小品より第一番間奏曲イ短調 作品118の1
・ブラームス:六つの小品おyり第二番間奏曲イ長調 作品118の2
・アルベニス:エル・アルバイシン
・C・スコット:幻想郷
・ドビュッシー:アラベスク
・ドビュッシー:喜びの島
・ドビュッシー:金色の魚
・ヴィラ=ロボス:カボークロの伝説
・モンポウ:庭の乙女たち

1997年ライブ画像 C・オルフ・ザールにて

https://www.youtube.com/watch?v=F721KqGDB2c&index=1&list=PLDOx7nx0z2hhy1dk6_avTkhC_2eHtlBcS

 以上のURL ↑↑をクリックして再生、またはコピーしてアドレスバーに貼り付けで再生になるので是非。
 いつものように一曲ごと貼り付けようかと思ったが、量が多くなるので・・・・。

 いい演奏のオルティズ。ブラジル・南米出身ということからか、その音の断面も音の語りも違う。気温も湿度も違う音。そして、その音の余韻が違う。いいよなぁ。こういうピアノも。

《クリスティーナ・オルティズ》



1950年生まれ ブラジル人
1969年V・クライバーン国際コンクールで優勝。キャリアが始まる。
来日してN響とも共演。名演博す。

 好きなピアニストだった。

 彼女が登場した時のN響とのライブがある。

②バルトーク:ピアノ協奏曲第三番
(ピアノ)クリステイーナ・オルティズ
(指揮)K・コンドラシン
(管弦楽)NHK交響楽団

1980年1月定期 ライブ画像



 ソ連のコンドラシン指揮だった。この日も忘れらない一夜だった。日本のオケ、ソ連の指揮者、ピアノが南米、曲が東欧だった。名演だった。

 ネットにはこんな画像もあった。ショスタコーヴィチのコンチェルトである。

③ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第二番
(ピアノ)クリステイーナ・オルティズ
(指揮)ラモン・ガンバ
(管弦楽)スイス・イタリアーナ管弦楽団
ライブ映像 2006年



 うん、これまた素晴らしい演奏。第二楽章の情感がいい。何度も繰り返したくなる。ロシアの情景ではない・・・違う、どこか違う街だなぁ。
 さしずめ、黒いオルフェ・・・の映画に流れていても違和感ないような音のシーンである。


 こうなると・・・・今年はオルティズか・・どこかでオルティズだなぁ。聴くぞ~~~~~。
 オルティズのピアノ、ワレフスカのチェロ、同じくチェロでフカチョヴァ・・・・・追いかけないと。

 そして、ミシェル・ベロフ。三月の来日での公演が楽しみ。そして、ベロフの映像で先日の日記でドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」のライブ映像をここで紹介したが、その日の演奏のいくつかがネットにあった。これまたブラヴォーの連続。

④ミシェル・ベロフ 1983年リサイタル
・シェーンベルグ:ピアノのための三つの小品 作品19
・ドビュッシー:前奏曲集第一巻より「亜麻色の髪のおとめ」
・ドビュッシー:前奏曲集第一巻より「沈める寺」
・ドビュッシー:前奏曲集第二巻より「奇人ラヴィーヌ将軍」
・ドビュッシー:前奏曲集第二巻より「月の光が降り注ぐテラス」
・ドビュッシー:前奏曲集第二巻より「水の精」
・ドビュッシー:練習曲第十二番「和音のための練習曲」イ短調

1983年ライブ録画

https://www.youtube.com/watch?v=aMrWgwWKzMQ&list=PLDOx7nx0z2hjVJtTWo2Uy5mOO8WNTtpD-&index=1

 これまた上記URLクリックか、コピーしてペーストで再生。連続再生モードになる。

 冒頭のシェーンベルクの時のこの人の音、いいねぇ。これいい。そして、ドビュッシーの前奏曲からの数曲。一気に聴いてしまう。
 私、「沈める寺」が好き。ベロフの演奏がいい。そして、強打権のあのベロフがいい。若かりし時のベロフがいい。
 そして、最後は練習曲・・・・。いいねぇ。

 三月の来日が益々楽しみ。

《ミシェル・ベロフ》



ミシェル・ベロフ
1950年フランス生まれ
ナンシー音楽院→パリ音楽院を首席にて卒業。

 ベロフといえば、近代・現代音楽が得意とされている。そしてフランス物が。当然それらも素晴らしいのだが、彼、ドイツ物がまたいい。

 私、この音源聴いた時、驚いたものだ。ヨッフムとのコラボでブラームスの二番のコンチェルトのライブが出たのはあれこれ十年ぐらい前か。聴いて驚いた。あまりの素晴らしさに。その音源がネットにある。

⑤ブラームス:ピアノ協奏曲第二番

(ピアノ)ミシェル・ベロフ
(指揮)オイゲン・ヨッフム
(管弦楽)ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

1979年5月25日 ドレスデン・ライブ音源



 この白熱した演奏。凄い。29歳のベロフだなぁ。そして、老練ヨッフムとドイツ音楽の権化ドレスデン国立歌劇場のオケの濃厚な伴奏。凄いコラボ。凄い化学変化が起きた演奏だ。ブラヴォー。

 ベロフは親日家で、来日頻度も高いが、オルティズは・・・・。このような音楽家沢山いる。日本の音楽市場に乗らない人。
 乗らないのか、乗ろうとしないのか・・・・。

 オルティズ、チェロのワレフスカ(最近来日したけど、)、それにフカチョヴァ(チェロ)・・・・・
 欧米では大人気なのに・・・・日本では。

 この三人追いかけるか・・・・そうしないと、もう聴けないかも知れないから。


【余白にちょっと、タコの二番ピアノ協奏曲】

 上記、ショスタコーヴィチの第二番のピアノ協奏曲、比較材料として下記2つ。

⑥ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第二番

(ピアノ)キリル・ゲルシュタイン
(指揮)シャルル・デュトワ
(管弦楽)NHK交響楽団

2009年12月ライブ







 連続再生は下記クリックが便利

https://www.youtube.com/watch?v=PUfw5coaVPI&list=PLEGKOC7mvop9EXGnP5whvdsT-BkrlKX4_


⑦ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第二番

(ピアノ)デニス・マツーエフ
(指揮)V・ゲルギエフ
(管弦楽)マリンスキー劇場管弦楽団

ライブ画像 




 当然のごとく③の演奏と⑥と⑦は全く違う。三者三様だ。面白い。音のイメージが全く違うから音楽演奏というのは興味尽きない。

 一番豪快なのは⑦か・・・・やはりロシア人って凄い。凄い馬力があるなぁ。ロシア人。

 さて、そろろそろまたまたデスクに戻ろう。