十二月二十六日(土曜日) 晴れ

 気がつけば今年最後の満月が昨晩、そして、今年最後の土曜日が今日。

 今朝は午前九時起床。のんびり。そしてテレビ付ける。KFBテレビ。こちらのローカル番組が放送になっていた。年末特集。普段、この時間テレビは見ていないので久しぶり。
 どういうわけか、別に何も繋がりはないのであるが、KFBが県内のローカル四局の中では一番好き。地元に本社があるということもあるだろうか?
 そして、もうベテランになったが笠置わか菜アナのここ十年来のファン。
 この土曜日の朝の時間帯は、メイン司会が。わか菜アナの後輩である地元会津出身の猪俣理恵アナ。このアナも気さくで好感持てる。
 このお二人以外の女性アナは、二年ぐらいで入れ替わりが激しい。この業界のシステムしらないが、聞いたところでは、「契約アナウンサー」「社員アナウンサー」があるらいしい。
 たまには、このようなホンワカしたローカル番組見てぼけっとしているのもいいかも?(笑) 歳か?

【朝の一曲・・・清々しい朝に】

 昨日に引き続き、あのG・シノポリの動画でウェーバーの序曲の演奏画像があった。またまた惚れ惚れ。

○ウェーバー:「祝典序曲」
(指揮)G・シノポリ
(管弦楽)ドレスデン国立歌劇場管弦楽団



 いいなぁ、この雰囲気。いいぞ~~これは。

【今朝のニュース・チェック】

☆☆第2次安倍政権、発足3年 「それなりの成果出た」☆☆

http://www.asahi.com/articles/ASHDT5CT5HDTULFA02J.html

 しかし、安倍晋三という人間の精神構造はどう分析すればいいのであろうか? フロイトがいたら、どう定義していただろう?
 厚かましいというか、なんていうか、独裁者、それも、もう上記のような発想は、「独裁者の末路」が近いということでもある。


【クラウディオ・アバドのマーラー・・「第九」】




 常日頃、アバドに対してはあまり共感、共鳴、感銘することはない。大指揮者であり、人気高く、20世紀後半から21世紀初頭の「マエストロ」であることは間違いはない。

 ただし、いつも書いたが、彼の若い時のデッカ録音時代の演奏は「若々しさ」「しなやかさ」が魅力的だった。それだけで十分満足した。音楽が生き生きしていた。
 距離を置くようになったのは、彼がベルリン・フィルの監督になったあたりから。演奏が変わったよなぁ。なんか、発散がなくなったというか・・・・。
 その前のウィーン国立歌劇場、スカラ座あたりの指揮者の時はすご~~く魅力があったのだが。

 ベルリン・フィルに行ってから少し変わったなぁ。アバド。
 アバドが自ら変わったのか、それとも、ベルリン・フィルがアバドを変化させてしまったのか。

 アバドは、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、ウィーン・フィルの一時期・・・このあたりとの演奏が素敵だ。

 「マラ九」好きの私は、アバドの「マーラー」もほとんどのCDは聴いた。彼は何度も撮り直ししていて、いくつかの録音があるのだが、最初のDGのマーラーシリーズあたりの録音が一番いい。
 今、私の手元には四種類の音源がある。前半二種類はCD。後半二種類はDVDで市販されている。当然私も購入。
 youtubeにそれらの音源、映像があるので録音順に並べて貼り付ける

①マーラー:交響曲第九番ニ長調
(指揮)C・アバード
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1987年5月 DG盤




②マーラー:交響曲第九番ニ長調
(指揮)C・アバード
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1999年9月録音 DG盤














自動切り替えで進む場合は下記

https://www.youtube.com/watch?v=B7MaS0jue4Y&list=PLYxcbWiCQDvWdZQhF9uOOgvMxdmT9k6N7


③マーラー:交響曲第九番ニ長調
(指揮)C・アバド
(管弦楽)マーラー・ユーゲント・オーケストラ

2004年4月14日
ローマ・聖チェチーリア音楽院(ライブ映像)




④マーラー:交響曲第九番ニ長調
(指揮)C・アバド
(管弦楽)ルツェルン祝祭管弦楽団

2010年8月20日21日 ライブ映像



 昨晩から久しぶりにアバド三昧、この上記を流して、そして観ていた。

 やはり①が一番いいなぁ。この時代はいい。ウィーンもいいなぁ。色がいい。清々しさ、甘酸っぱさがある。
 ただし、マーラーにしては「綺麗すぎ」だとは思うが、これが今となっては主流の行き方だ。

 ②は・・・①よりさらに磨かれている。音が・・・。ただし、ベルリンの音って・・・やはり冷たいというか・・・・。

 ③は若いオケを振った演奏。これはオケの健闘が胸打つなぁ。

 ④、世間ではこのオケを絶賛するけど・・・・私、音が綺麗で音量大きくて、各セクション、各自いろいろ音だして・・・・・まっ、これでいいのだろうけど、でも、音楽が肥大化するんだよねぇ。臨時編成オケの宿命だけど。

 高級食材ばかり仕入れて、そこに高級器で・・・それはわかるが、でも、なんていうか、それが地についていない。その時限りって感じで。まっ「フェスティヴァル」だからこれでいいのだろうか?

 ①が一番いいなぁ。自然だもの、流れが。
 ②はオケを抑制仕切れないというか、ベルリン・フィルって、もう、この時とばかりに日頃のストレス発散させるかのように「ジャカジャカ」演奏することあるが・・・・。

 アバドの初回のマーラーシリーズでは、①の「九番」ほかに「二番」「三番」「四番」がいいなぁ。

 アバドが録音していた時代、私、このマーラーは「新時代のマーラー」だと思っていた。だが、今聞けば、極めてオーソドックスなマーラーに聴こえる。

 アバドはベルリン・フィル常任前が良かったなぁ。その後、ベルリン・フィルあたり振った時、時々、なんだか音そのもの、音楽から潤い成分がなくなり、カサカサしていた時代があった。がっかりしたことある。

 さてさて、午後から会社に散歩兼ねて行ってみよう。年末だし、急な依頼等々など来てなければいいが。チェック、対応のために。

 それまで①のCD流そう。