こんにちは。Staffの辻です。

10月に入り肌寒くなってきました。


今日は、お仏壇の由来についてご説明させていただきます。



まず仏教伝来は欽明天皇が552年に百済の聖明王から貢物として

釈迦の金銅仏一尊と幡蓋若干と経論若干巻きが

献じられた事から始まりました。


その後様々な事柄を経て、聖徳太子(574年~622年)が

仏教精神を政治に取り入れ十七条憲法第二条を天下に公示されたのを機に

貴族社会に仏教崇拝が広がりました。

当時は加持祈祷や守護信仰が多くを占めていました。


685年に天武天皇が

「諸国の家毎に仏舎を造り仏像を安置し、礼拝するように」との

詔勅(みことのり)により広まったとされますが、

一般庶民の各家庭に広まったのは江戸時代中期頃からとされています。


更に時代を経るうちに、仏教に帰依すると同時に亡くなられた方の

お位牌をご本尊さまの傍らに安置して、その加護を受け

安穏に住していただきたいと思想が、今に伝わる仏壇の型式になったのです。


ご先祖さまがあって今日の自分が存在する事実を改めて知るのも、

お仏壇を前にして気付く事も多いかもしれません。

現在ではお仏壇の種類も豊富で、様々なスタイルがありますが、

ご先祖さまに敬恭のまことをつくして礼拝しご冥福をお祈りする事は

共通しており、それががとても大事であると気付かされます。