ビルマの竪琴

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昨日ご紹介した市川崑監督、和田夏十脚本コンビをもう1本続けて紹介しよう。今日の映画は「ビルマの竪琴」(1956年)。公開時は第一部と第二部に分けて上映されたようである。同じコンビで1985年にリメイクされているのも知られるところだ。


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竹山道雄の原作は多くの人か知るところだろうから、ストーリーは割愛して出演者だけ紹介しておこう。井上隊長役の三国連太郎はこのとき33歳。隊長っぽく見えないくらいの若さである。リメイク版では石坂浩二が演じている。


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水島上等兵には安井昌二。僧侶となってビルマに骨をうずめる決意をした彼が日本のメロディを奏でる竪琴が胸を打つ。リメイク版は中井貴一。


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浜村純、西村晃、内藤武敏などの姿が見える。リメイク版ではそれぞれの役を川谷拓三、井上博一、渡辺篤志が演じている。でも、30年時代が変われば、兵隊たちを演じる役者たちの面構えが違うのも事実。今、リメイクしようとしても、戦争をまったく知らない俳優たちだけでこういう映画を作るのは難しいだろう。


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そんな中、 変な関西弁を操る現地の物売りの婆さん役の北林谷栄はリメイク版の両方に登場するというのは、すごいね。


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三橋達也なども特別出演している。リメイク版では菅原文太が演じた三角山の隊長役だ。音楽は伊福部昭、リメイクでは山本直純。


水島上等兵が僧としての生き方を選択するところが、この映画の最も心を揺さぶる点であろう。犬神家の一族同様、同じ監督が同じ作品に再チャレンジした市川監督だが、満足のいく作品だったからもう一度撮りたいと思ったのか、その逆なのか。真意はどこにあるのだろうか。