浜松城天守閣・天守門・本丸址@浜松市中区 |   + Mother Lake +

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 東名浜松西ICを下りて真っ先に向かったのは、弁天島の生しらす丼でも浜松アクトタワーでもなく、浜松城です。はい、お城フェチ。笑

 お城のあるところ、まさか素通りするわけにはいきませんな。


 新緑のまぶしい浜松城公園、萌えるような緑のにおいでむせかえりそう...ゴホゴホゴホ。

 浜松市の中心部にある浜松城址は本丸付近が当時の姿をとどめています。

 周辺は公園になっていて市民の憩いの場、官庁街もここの周辺になります。 


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 もともと浜松城は東北に位置していた曳馬城が基礎となっており、曳馬城は今川氏・大河内氏・飯尾氏などが城主となっていました。
 今川家家臣で曳馬城主の飯尾連竜は、桶狭間の敗戦で弱体化した主家を見限り反旗を翻します。
 今川方は和議を申し入れると見せかけた謀略をもって連竜を殺害します。


 跡を継いだのは未亡人の椿姫ですが、弱体化した今川の呪縛から逃れた徳川家康によって曳馬城はあっけなく陥落します。


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 元亀元年、武田信玄の侵攻に備えるべく徳川家康は、三河国岡崎からここ曳馬に本拠を移します。
 と同時に、城の拡張に取り掛かり、城名・地名ともども浜松と改めました。
 家康公の出世城とも言われる浜松城と浜松の町はこうして生まれました。在城は17年ののち駿府(静岡)に本拠を移します。

 信濃より侵攻してきた武田信玄の挑発に乗って散々に打ち破られた三方が原の合戦も浜松時代のことでした。


 しかしですね...私の場合、家康公の次の城主が注目なわけでして。
 歴史に名を残す浜松城といえども天守閣は模擬天守、鉄筋コンクリート造...どんな姿だったのかもわかっていません。
 確かに本丸の野面積みの石垣は見事なのですが...それだけではねぇ。


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 家康公後の最初の城主は堀尾茂助吉晴、豊臣三中老の1人で、早くから豊臣秀吉に仕えた武将です。
 備中高松城の水攻めや山崎の合戦などの論功により、若狭高浜城主、近江佐和山城主。


 関白豊臣秀次付の宿老に任ぜられた後、小田原の役や九州征伐の論功により、ここ遠江浜松12万石を与えられました。

 松江と浜松以前の吉晴公の居城は知りませんでしたが、佐和山にしても高浜にしても私に縁が深いですな。

 あ、高浜との縁とは...ほら、あじごの釣り場ですよ。爆


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 関ヶ原では東軍に味方して、その論功により出雲富田24万石を拝領しました。(このとき吉晴はすでに隠居。)

 はい、ここまで言えばお分かりですな。はい、私の故郷松江のお殿様です。
 堀尾吉晴公といえば松江藩の藩祖、2代忠氏が早世したため幼年の3代忠晴の後見として松江城を建造しました。


 尼子氏の居城で山間の不便な地にある富田から、中海・宍道湖の境にある松江に本拠を移したのが吉晴公です。
 地元松江の英雄のかつての居城、なにが遺されているか楽しみに来ました。
 しかし...やっぱりというか家康一色ですな...石垣遺構は吉晴公の普請によるものだったと思うのですが。


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 城内には、当時の武具や城下のジオラマ、お約束のお城の展示品があります。

 しかし、城下のジオラマってどこのお城にもありますよね。笑


 そして、松江城と同じく地下の井戸...松江城のよりずいぶんきれいですな。お風呂みたい。笑

 展示品の中で吉晴公関連は家紋の入った瓦ぐらいでちょっとがっかりです。

 しかも、堀尾家の家紋は「抱き茗荷」ではなかったかなぁ。(私の母方の家と同じはずなんですが。笑)

 最上階の望楼からははるか向こうに富士山が辛うじて見えてました...転落防止の金網が非常にじゃまです。


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 ところで、浜松城天守閣では安土桃山時代の建造とされる天守門の遺構が発掘されました。
 天守閣前の石垣上に幅12m、高さ4mの門の上に二層からなる櫓が築かれていたと考えられています。
 ちょうど現地説明会が開かれていて、説明を聞くことができました。


 17世紀には失われていた天守閣に代わり、繰り返し改修されながら浜松城を代表する建物として威容ほ誇っていたようです。
 礎石の跡や瓦の破片などを見学できます。6月中旬以降は埋め戻されるそうなので今しか見られませんよ。


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 もう少し浜松の記事が続きます。


 ■浜松城址 / 浜松城公園


 浜松市中区元城町


 700系のぞみ JR浜松駅下車 徒歩20分(遠鉄バス市役所前下車 徒歩1分)
 名鉄3100・3500・3700系 遠州鉄道 新浜松駅下車 徒歩20分(遠鉄バス市役所前下車 徒歩1分)
 Old Mini 東名高速 浜松西ICから30分
 Old Mini 東名高速 浜松ICから30分


 ★浜松城公園は駐車場無料!すばらしい☆