片思いのはずだった


君から電話が来るまでは


四人で出かけたドライブ


君は覚えてますか?


青空と緑の大地が広がり


後部座席の隣には君の横顔があった…


駆け上がった阿蘇


四人で撮ったスナップ写真


帰り道 「疲れた」って


君の膝枕に寝込んだ


邪魔されて一瞬の出来事だったね…


嫌がらずにいたあの時の君は


どう思っていたのかな…


君がクリスマスプレゼントに買ってくれたシャツ


今も大事に持ってるよ


君に言えなかった言葉


君に伝える事出来ずに


僕は今も 心にしまってる…







片思いのはずだった


君が僕を好きだと知るまでは


君と出かけた人気の無い海


君は覚えてますか?


遠く水平線を見て


寂しそうに佇む君の横顔


交わした口づけが


君のファーストキスだったね…


にっこりと微笑む笑顔に


僕はどれだけ救われ


どれだけ癒されただろう


そして


どれだけの罪を君に作っただろうか…


好きだからこそ君を愛し


好きだからこそ去って


君に言えなかった言葉


今も伝える事出来ずに


僕は 罪を償えずにいる…



君に逢いたくて…


でも逢えなくて…


「ごめんなさい」って


君に言えなくて


戻れない過去は


変えること出来ずに


君の心の傷


埋めることも出来ない






片思いのはずだった


君を傷つけるまでは


君に逢いたくて


でも逢えなくて


君に言えなかった言葉は


「君に逢いたい」



僕の心の傷


埋めることも出来ない