寝息をたてて 眠る君の寝顔



腕には無数の刃物の跡




そのひとつひとつをそっと撫で







そっと 傷跡にキスをした






この傷跡の分だけ






君の心には 深い傷があるんだね





腕の傷跡は次第に薄れていくけど





心の傷跡は…






そっと 君を抱きしめる





君が 消えないように





そして 力強く抱きしめた





君が心から 安心できるように





今は 抱きしめる事しかできないから