洋傘の持ち手が曲がっているのには
理由がありました。
傘は4000年位前から
使われていたとされ、
それは女性が使う日傘で、
閉じることができないものでした。
13世紀に入ると、
閉じる ことができる傘が
発明されました。
18世紀の後半になると、
イギリスのジョナス・ハンウェーが
防水加工を施した傘を発明し、
雨傘として使いだしました。
それまで、傘といえば女性のもので、
男性は帽子で雨をしのぐのが普通の時代だったのです。
彼は変人扱いされながらも30年もの間、
傘を雨具として使い続けたことで、
男性に受け入れられていったそうです。
画像はゴヤの1777年の「日傘」です。
男性が持っている日傘は
持ち手が真っ直ぐですね。
その後、1830年に設立された傘とステッキを
製造販売する傘屋のJames Smith Sons(現在も存在)
がそれまで真っ直ぐだった傘の手元の形を
男性がオシャレとして持ち歩いているステッキに
似せて曲げたら爆発的に売れるようになりました。
(参考:博多の傘屋のホームページ、傘Diary)
持ち手の形状を変えた発明ですね。
その後は、折り畳み傘や
逆に折り畳む傘など
いろいろ発明されています。
傘一つとっても歴史があるんですね~
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