7つの発明創造テクニック(1つ目) | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

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仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

7つの発明創造テクニックには、

①「付加」、②「組合せ」、③「変更」、④「置換」、

⑤「分離」、⑥「削除」、⑦「適用」があります。

その他に、これらの①~⑦の組合せがあります。

今回は、①「付加」を説明します。

 

 

1.「付加」による発明創造テクニック

「付加」は今あるモノに何かを付け加えることであり、

主たるモノに従たるモノを加えることです。

 

 

ラーメンで例えると、ラーメンというメイン食材に

トリュフという具材を加えることです。

これでトリュフ入りラーメンが完成します。

イメージが掴めたでしょうか?

(写真中の矢印がトリュフ)

 

トリュフ入りラーメンの創作者は、

東京巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦(つた)」

の店主の大西祐貴さんです。

 

ラーメン店で世界発のミシュラン1つ星をゲットしたそうです!

ちょっとしたアイデアが大きなビジネスを生みますね。

 

なお、トリュフ入りラーメンは、特許にはなっていません。

出願したとしてもラーメンにいろいろなモノを添加することは

一般に行われていますので、新規性があっても進歩性が認められず、

特許になる可能性は低いでしょう。

 

 

特許になった事例としては、

手摺りの内部にLEDを付加した

「LED付き手摺り

(特許第4015108号)があります。

 

【特許番号】特許第4015108

【登録日】平成19921

【出願日】平成151224

【発明の名称】屋内用照明手摺り

【特許権者】田中伸生さん

【発明の要約 】

光透過口(13) を設けたアルミ押出管( 11

を透明のカバーチューブ(12)で覆い、

アルミ押出管( 11 )の内部にLED19)を配置し、

LED19)の光をアルミ押出管( 11 )の

光透過口(13)及びカバーチューブ(12

を通して外部に出射させた屋内用照明手摺り。

 

 

 

LED付き手摺りを階段や風呂場に取り付けると、

手摺りが明るく光るので、特に高齢者にとって安全でよいかと思います。

 

 

 

「付加」には、LED付き手摺りのように部品を付加すること以外に、

機能を付加するということも考えられます。

 

 

 

例えば、リフトバンド緊急自動通報機能を付加して

リストバンド型ウェアラブル端末のマイドクターウォッチ

をセコムが開発しました。

(写真の出典:セコム株式会社Webページ)

 

 

 

 

 

脳卒中や転倒事故などで倒れたときに、

そのときの衝撃でセコムに救急通報され、

救急車が手配されます。

 

また、ボタンを2度押したきも救急通報できるようになっています。

GPS機能が付いているので、倒れた場所は特定されます。

高齢者には必要かもしれません。

 

 

この「付加」というテクニックは、最も使われていますので、

皆さんも何かに何かを加えて新たな価値を生み出してみては

どうでしょうか。

 

 

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