山口の祖母にとろろ昆布を送ってくれるよう
お願いの電話をしたら。
「今からでも山口においで。」
と言われました。
ほんとは今すぐにでも行きたかったんですが。
断りました。
のんびりしてるし、祖母やいとこがいる。
お墓から見える海がすごく綺麗で、
耳をすますと船の汽笛が聞こえる。
そんな山口、下関がなんだかんだ言って
大好きなんですけど。
それ以上に、ここが好きだから。
だから、学校に行けないのがすごく
つらい。
やりたいことはいっぱいあって。
そのうちのひとつは、学校でみんなと
騒ぐこと。
それができない今がもどかしい。
最後の瞬間まで、誰かと一緒にいたい。
なんだっけ。
かりゆし58の「さよなら」って歌に、
「ぼくが生きる今日はもっと生きたかった
誰かの明日かもしれない」という言葉がある。
今更、その言葉の意味をかみしめている。
自分がつらい目に遭わないとわかれない私って、
ほんと、最低だ。
新聞が全ページで地震の報道をしていて。
地震直後の新聞から、私はそれを保存し続けて
います。
いつかこれを見返すとき、その時私は
どんな気持ちでいるんだろう。
今の私は。
怖くてまだ記事を読めません。
保存用の紙袋に日付順にしまうことしか
できません。
親戚がみんな無事だった奇跡と、
原発の被害がここまでくるかもしれないという
恐怖と。
小さい頃遊びに行った仙台の海が、
姿を変えてしまった驚きが。
全部ごちゃ混ぜになって
胸に、頭に、押し寄せてくる。
あふれる涙が、止まらない。
早く、会いたい。
みんな今、どうしてる?