無精子症は死に至る確率が高まる | 両角 和人のブログ

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無精子症だとしに至る確率が高まると言う論文が今月号のHuman Reproduction,に有りましたので紹介します。

男性不妊と死に至る関係に関しては報告があるもののエビデンスは乏しいものがあります。
今回デンマークにおいて乏精子症、無精子症と死に至る確率を調べています。
 
以下の表の様に男性因子が無い場合を1として比較した場合、男性因子がある場合にはハザード比が1.27と高くなり死に至るリスクは高まる事がわかります。
特に無精子症の場合にはハザード比が3.32となり死に至る確率が有為に高くなる事が分かります。
ただし乏精子症の場合にはハザード比は1.14で差は認められませんでした。
Human Reproduction, Vol.34, No.11, pp. 2266–2273, 2019
Male factor infertility and risk of death: a nationwide record-linkage study