チョコーレート嚢胞があるとAMHは早く低下する | 両角 和人のブログ

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チョコーレート嚢胞があると嚢胞が無い方と比較してAMHが早く低下することになると言う論文がありましたので紹介します。

チョコーレート嚢胞群とコントロール群の背景の比較
AMH.    2.83 vs 4.42
6か月後のAMH 1.86 vs 3.2



このグラフは6ヶ月後のAMHを比較しています。
青がコントロール、赤がチョコーレート嚢胞群
青のコントロール群は6ヶ月後の値は変わらないのに対して、赤のチョコーレート嚢胞がある群は減少率が大きい事がわかります。


チョコーレート嚢胞があるとコントロール群と比較しAMHが有意に早く低下します。
この事を踏まえチョコーレート嚢胞がある場合、治療の計画をしっかりと立てて早目に胚の凍結をすべきと思います。

Fertil Steril 2018 July 110(1):122-127
Endometrioma-related reduction in ovarian reserve (ERROR): a prospective longitudinal study