働きながら不妊治療したい | 両角 和人のブログ

両角 和人のブログ

生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の不妊治療の話題や情報を、文献を元に提供します。
ハワイのお勧めレストラン等ハワイ情報も書いてます。

「16%」
これは不妊治療と仕事の両立ができずに仕事を辞めた人の割合です。おととしの厚生労働省の調査で明らかとなったこの数字。その向こう側にも不妊治療と仕事の両立に難しさを感じながら働く、いわゆる「予備群」といった人がいます。こうした人たちは日々どんな悩みや課題を抱えて働いているのでしょうか。先月、大企業の若手や中堅でつくる有志団体が「不妊治療と仕事の両立」をテーマに1500人超を対象にした意識調査を行いました。この調査から見えてきた当事者たちの「声」を取材しました。
(政経・国際番組部ディレクター 町田啓太)

「5人に1人」が不妊治療経験・予定者という現実

「5人に1人」が不妊治療経験・予定者という現実
調査を行ったのは2016年に発足した20代、30代の若手・中堅社員でつくる有志団体「ONE JAPAN」。パナソニックやトヨタ自動車、NTTグループなど大企業55社1200人近くが集まり、新規事業やイノベーション、働き方改革の好事例を作り出そうと活動しています。

「ONE JAPAN」に参加する人たちの間で頻繁に不妊治療の話題が上がったことから、今回、実態をあぶりだしたいと仕事と不妊治療の両立について意識調査を行いました。

調査に回答したのは1556人。そのうち5人に1人にあたる230人が不妊治療経験者や予定者であることが分かり、働き盛りの世代にとって「不妊」は改めて身近な問題であることが明らかになりました。

不妊治療は一般に身体や卵子の状態をみて病院が通院日を決めます。多いときには月に複数回に及ぶこともあることから、仕事と両立させるには勤務時間の変更や、急な休暇取得を可能にする勤務制度・職場環境が求められます。

調査結果でも両立の難しさのいちばんの理由に「通院回数が多い」ことがあげられました。
実際に不妊治療を経験した人は、どんな気持ちで仕事をしながら治療と向き合ってきたのでしょうか。

意識調査に協力した2人の不妊治療経験者から直接話を聞くことができました。共通して浮かび上がってきたのは、不妊治療は先の見通しを立てることができないという事実が突きつける「仕事」と「治療」の二者択一の現実でした。


続きはこちらから。