反復着床障害にはアゴニストとレトロゾールを2カ月投与するとい妊娠率が高くなる | 両角 和人のブログ

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反復着床障害の方にGnRHアゴニストとレトロゾールを投与したところその後の生児出産率が高くなるという論文が7月号のFertil Sterilにありましたので紹介します。


3群に分けて検討しています。
グループ1は何もしない群204名
グループ2はGnRHアゴニストのみの群143名
   (アゴニストは3.75を2カ月使用しています)
グループ3はGnRHアゴニストとレトロゾールを用いた群176名. (GnRHアゴニスト2カ月とレトロゾール5mgを2カ月経口投与しています)
それぞれの群で特に背景は変わりはありません。


GnRHアゴニストとレトロゾールを投与した群では臨床的妊娠率は63%となり他の2群の42%、40%と比較して有意に高くなっています。
また生児出産率もGnRHアゴニストとレトロゾールを投与した方が56%となり、他の2群の36%、34%よりも高くなりました。

GnRHアゴニストのみでは効果はなく、GnRHアゴニストにレトロゾールを併用する事が良い事が分かります。

Fertil Steril 2019 July ;112(1):98-104

Effect of GnRH agonist and letrozole treatment in women with recurrent implantation failure