移植の前に子宮内にhCGを注入する事により妊娠率が高くなる | 両角 和人のブログ

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移植の前に子宮内にhCGを入れる事で妊娠率が高くなるという論文が7月号のFertil Sterilにありましたので紹介します。

胚移植の15分前に子宮内にhCG500単位を投与すると好ましい結果が出ています。


この表は生児出産率、継続妊娠率を示しています。
報告された論文により少し差が出ていますが、全体で見ると注入した方が生児出産率がオッズ比で2.02となっています。継続妊娠率もオッズ比で1.89と高くなっています。



この表は臨床的妊娠率を調べていますが、注入した方がオッズ比は2.02や2.04と高くなっています。

この様な事で成績が高くなるのであれば反復不成功の場合には是非試してみる価値はあると言えるかと思います。

Fertil Steril 2019 July ; 112(1):89-97 

Intrauterine injection of human chorionic gonadotropin before embryo transfer can improve in vitro fertilization-embryo transfer outcomes: a meta-analysis of randomized controlled trials