全胚凍結するのはコストがかかる | 両角 和人のブログ

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この論文ではPCOSでない場合には全胚凍結をする意味はコストの面でも妊娠率の面でもあまりメリットは無いと示しています。
PCOSの場合には卵巣が腫れてOHSSになりやすい為凍結胚移植を選択しますが、OHSSにならないのであれば凍結せずに移植をする方が費用も安く妊娠率も変わらない述べています。


全胚凍結の場合の生児出産率 48.6%
新鮮胚移植の場合の生児出産率 47.3%



全胚凍結の場合の治療費 2138.5±746 €
新鮮胚移植の場合の治療費 1684.1±823 €
凍結胚移植の方が黄体ホルモン補充の費用、凍結コスト、融解コストが余計にかかると述べています。


OHSSにならないのであれば一回新鮮胚移植をして妊娠しない場合に凍結胚移植をすれば良いと述べています。

A cost-effectiveness analysis of freeze-only or fresh embryo transfer in IVF of non-PCOS women


Human Reproduction, Volume 33, Issue 10, October 2018, Pages 1907–1914,