辛い治療 | 両角 和人のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の不妊治療の話題や情報を、文献を元に提供します。
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体外受精は先が見えず間違いなく辛く大変な治療です。

一度経験するとすぐにわかると思いますが、相当なストレスがかかってきます。

痛みが伴い、コストの問題もあり、仕事の両立もあり、周りからの不用意な発言など、どんなにしっかりとしている人でも、強い人でも、自分に自信がある人でも、結果が出ないと辛くなり、精神的に相当追い込まれます。

 

今まで経験したことが無いストレスだと思います。

勉強や仕事の場合には努力をすればある程度成果が出て報われることになりますが、妊娠するということは今までの考え方が通用しません。

 

そして体外受精は魔法の治療方法ではありません。

体外受精をすれば年齢を問わずだれでもすぐに妊娠するという考え方は成り立ちません。

 

まさに負のスパイラルが当てはまり、結果が出ないことが更にストレスを増強させてきます。

 

この状況を解決する方法は一つしかなく、出来るだけ早く妊娠する事です。

言うのは簡単ですが、もちろんそんなに簡単ではなく、非常に困難ケースも多くあります。

 

ただ、確率を最大限高くする治療方法を選択すべきであり、卵巣機能がある程度ある方であれば、排卵誘発を適切に行い、一度の採卵で複数の良好胚盤胞を凍結し、一番良い胚盤胞をピンポイントで移植を行うべきだと思います。